今週の
Mobileエッセイ

第346話
立派な真珠になろう
更新日 2007年12月10日

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それでは、今週もトークショーのノリで行ってみましょう!

司会者「レディース&ジェントルメン & ビジネスメン! 第346話の、二シタニ・トークショーを、どうぞー!」(拍手……)


●引っ越しを計画する際、家族全員の吉方位がない場合、どうするか?
先日、鑑定にいらっしゃったご婦人Hさん(33歳)の相談は、吉方位への引っ越しでした。そこで問題となったのが、家族4人(夫、本人、子供2人)全員の星が違うので、全員にとっての吉方位がないことでした。どう選んだらいいものか・・・?

Hさんは私の『すぐに使える実践方位学』(創文刊)を読んでいらっしゃいました。方位の知識があるからこそ、いだく疑問です。

私が申し上げたことは、まず、家族の中心である、ご夫婦の吉方位が第1優先だということ。そして、夫婦揃っての吉方位が無い場合は、一家の大黒柱である夫の吉方位を優先する、ということです。

子供の方位を優先して選んではいけません。理由は、子供は親の運気で生きているからです。特に17歳ぐらいまでの親の影響は強く、子供の幸・不幸を司っています。両親の仲が良く、両親が幸運ならば、子供は恵まれた人生を送ります。反対に両親の仲が悪く、不幸ならば、子供は病気になったり、精神的に歪んでしまうこともあります。

ですから親の良い方位へ行って、親の運が良くなることが第一です。


●子供を優先させない、もう一つの理由
ここ20年くらいのことでしょうか、何かあると子供を中心に行動し、子供に気を使い、まるで子供の機嫌を取っているような親を散見します。子供に好かれたいとばかり、遠慮をしているような親です。

今年、看護士をしている方から、そういう親を目撃するのは日常茶飯事だと、いくつか、そういう例を聞きました。病院に連れて来られた子供が、ゲームをしながら待合室で待っていたところ、順番が来て呼ばれ、診察室の中に入り医師の先生の前に座ったものの、そのままゲームを続けている。でも親は、それを注意しない。

他には、「いや~」と言う子に親が、「後でお菓子買ってあげるから、先生の言うとおりにして」、と食べ物で釣る。その親は、自分の子供を卑しい人間にしてしまうことに気がつかないんですね。情けないことです。

そんな風に甘やかされた子供は、我がままな人間になるに決まっています。親が持つべき真の愛情は、嫌われても(嫌われない方がいいのはもちろんですが)厳しくしつけて、ともかく結果的に立派な人間にと育ってほしい、という思いです。それが、子供にとっての幸せです。

甘いまま、何かを躾けることは不可能です。動物でもある人間は、理性で自分を律する必要があります。感情、好みのまま生きることはできないのですから、厳しさがないと律する知能は育ちません。親を好いて一人前の人間になれないより、親を嫌おうが、立派な人間になる方がいい。

ちょっと横道にそれましたが、つまり、子供に合わせて、引っ越しや旅行をすべきではありません。子供にはむしろ、試練が適度にあった方が立派になっていいでしょう。その参考になると思うお話を、次に続けます。


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