今週の
Mobileエッセイ

第345話
幸運期に入っても、いい事が起こらない、という人が存在する理由

●命運を狂わす原因
さらに壬生さんは多くの鑑定結果から、もともと良い命運なのに、その命運通りにならず、運が狂い出した分岐点を探ることで、ある原因に気がつきました。

鑑定のお客様以外にも、数え切れない程の人たちを調べている壬生さんですが、直接鑑定をした男性で、いい運なのに狂ってしまった典型的な例と思えるAさんのケースがありました。

Aさんは、30人の従業員がいるくらいの企業の社長になれる命運を持った生年月日の人なのに、全然パッとしないで、40代になっているにも関わらず、何時までも冴えないサラリーマンをし、全然出世をしていない。(実際、同じ生年月日の人たちは、独立して成功を始めているのに・・・)

しかしAさんは、以前からそうだったかというと、違います。20代後半までは順調に出世して、将来を期待されていたのです。それが20代の後半から、おかしくなり始めたというのです。

調べてみるとAさんは、20代後半にある宗教に入った事が分かりました。彼の友人に聞くところによると、彼は毎日、そればっかりに入れ込んで、将来の勉強をまったくといっていいほど怠ってきたという事でした。友人関係もその団体の人ばかりに絞られました。

その時から、命運が当たらなくなった。幸運の年になってもパッとしなくなったのでした。


●命運を狂わせた"結婚"
そのAさんの命運が更に狂ったときがありました。30代半ばの結婚です。その年から、すっかり本来良かった命運が大きくズレたのです

結婚は、いい結婚の場合なら、それを境に一気に運が良くなります。しかし彼の場合は、彼にとって合わない女性だったんですね。仕事をサボるようになった。やがて彼は妻に内緒で借金を作り、最後はドロボーをして捕まり、奥さんとも離婚する、という哀れな人生に転落してしまいました。

Aさんの場合、宗教への入信時期と、結婚の時期が、命運を狂わせた転換点になっていました。いい宗教、いい結婚ならば、それまで以上のヤル気と向上心が起こり、それまで以上の幸運な運命に乗ることもあります。


●もう一つ、命運を狂わす"大殺界理論の妄信"にご注意を!
そしてもう一つ、命運を狂わすものに、大殺界理論の妄信があります。それは「大殺界の年には何をやっても上手くいかない」「大殺界のときに新しいことを始めてはいけない」という理論です。

壬生さんが言うように、本来の幸運な運命から外れていく理由は、「試練を受けるべき時に逃げてしまっているか、努力すべき時にしていなかった。本来やらなくてはならなかった時期にやるべき事をしていない・・・」それが原因です。

ですから大殺界を信じている人は、本来の幸運を掴めない・・・ということになります。もともと人生において、家にじっとしていなくてはならない、なんていうような期間はありません。それなのに、大殺界だからと、もともとやるべきことを避けてしまうので、もともとあった運も掴めなくなるのです。

常識で考えても分かります。実力のある人が大殺界の時期に入ったからといって、いきなり失敗をするわけがありません。大殺界のときに新しく始めたものは失敗する、といっても、何が新しいことなのか、どこから新しいことになるのか、定義がありません。

今、やるべきことをやった先に、次のチャンスがやって来るのですから、消極的に怯む必要はありません。こんなつまらない大殺界など忘れて、いつチャンスが来ても大丈夫! というように普段から実力を蓄え、チャンスを楽しみに待っている、そんな人になろうではありませんか~!


という事で皆さん! 今週も、今、やるべきことをやって、激しく盛り上がっていきましょう~~~!


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