2016/5/29
「笑っていいとも!」 が終了ですね
<タモリさんの手相エピソード>

 

  私の「笑っていいとも!」 レギュラー 出演時代の話

 10月22日の「笑っていいとも!」の本番中、タモリさん(当時 68歳)が当番組の来年3月の終了を予告しました。

 1982年10月から、32年間続いてきた怪物番組が、来春で幕を下ろすことになると思うと、ちょっと寂しい気がします。

 私が「笑っていいとも!」にレギュラー出演していたのは、2005年の春~夏の水曜日でした。

 水曜日の当番組のレギュラーメンバーは、
 爆笑問題、杉田かおる、石原良純、品川・庄司、そして柴田理恵のみなさん、そして私・西谷泰人でした。

 当時の『いいとも!』の視聴率は12%と高く(現在は5~7%)、その中でも、われら水曜日が一番視聴率が高かったんですよ~。

 本当に楽しい番組でした!
 あの楽しさは、タモリさんのお人柄ですね。

  タモリさんが私に、両手を差し出して・・

 タモリさんとのエピソードはいっぱいありますが、拙著『占い師は運命の医者である』(創文刊)でご紹介した話を、ここでもう一度お話ししておきましょう。

 当時、「笑っていいとも!」の水曜日のメイク室には、私と杉田かおるさんが、いつも一番早く(朝9時半)に入っていました。そして二人並んでメイクをしていました。
 離婚騒動で時の人だった杉田さんから、いろいろな相談受けながらメイクをしていました。

 そんなある日、珍しく(早い時間帯に)タモリさんがメイク室に入っていらっしゃったのです。
 どうしたのかなと思ったら、私の所にいらっしゃり、両手を差し出して、

 「(西谷)先生、僕の手のひらにはバッテンがあるんだけど、人から『これは手のひらにバッテンがあるんで、ろくでもない手相だ』」と言われた。本当のところはどうなんかね?」(タモリさん)

 タモリさんは、誰かにそんなヒドイことを言われて、珍しく気にしていらっしゃったんでしょうね。真剣でした。私が、

 「この線はいい線ですよ! “神秘十字形”といって、先祖の加護が篤(あつ)く、神仏に守られている人で、どんな災難に遇っても守られ、必ず助かるという幸運な手相です」、と言うと、

 「あっそう、良かった!」

 そういって、嬉しそうな表情をされたのですね。それで、手のひらを眺めながら、ご自分の楽屋に戻って行かれたのでした。
 ヒドイことを言う人もいるものですね。

  タモリさんと私の、番組中のエピソード

 この時のタモリさんの手相に対する態度ひとつとっても、手相に大変興味を持っていらっしゃることが分かります。

 こんな事もありました。
 「いいとも!」の番組(生番組です)の中で、タモリさんがある時、 「西谷先生!僕の手相はどうでしょうか?」と、真剣に両手を出されたことがありました。(全く台本にない行動です)

 その時タモリさんは、持っていたマイクを落とすわ、台本も落とすわで、大慌(あわ)てをするシーンがありました。

 私に手相で、なんて言われるのか・・と夢中だったのですね。
 その時、品川・庄司の品川さんがこう言いました。

 「タモリさん、何を手相でそんなに慌(あわ)てているんですか。タモリさんほどの大物が!!」

  タモリさんの手相の特徴と、神秘十字形の話

 タモリさんの手相は、小ジワが全くなく、楽天的で、こだわらず、サッパリした性格の典型です。
 その手のひらの中央上部、知能線と感情線との間には、きれいな十字形(神秘十字形)がありました。

 このタモリさんの手にあった「神秘十字形」の説明を、もう一言付け加えておけば、この相のある人は、災難から守られるだけでなく、“思いがけない幸運”に会う人でもあります。

 福岡で無名だったタモリさんが、ジャズの大御所でピアニストの山下洋輔さんや、すぐ後に知り合う、漫画家の赤塚不二夫さんによって、特別気に入られて、猛烈な芸能界への売り込み大支援が始まったのです。それで”タモリ”の名が、有名になるのは時間の問題でした。

 幸運な人ですね。

 という事で、強運・タモリさんの手相の話でした。

TOPページ