2012/04/16
面白い事だったらハッキリと言おう
●”今いくよ・くるよ”さん の面白い記事
今日、部屋に置いたまま、まだ読んでいなかったチョッと前の『女性自身』(2月14日号)を読んでいたら、コンビ結成から40年経ったという「今いくよ・くるよ」 のお二人の記事が出ていました。
笑ったのは、お二人がまだデビュー当時の話。
吉本の人に、こう言われたという。
「本当に漫才をやるんやったら、師匠に付かなあかん」 て。
「それで私らは、やすし・きよし師匠に付きたかったけど、お二人は血気盛んな年ごろ。
吉本の人いわく、
『若い女性が(やすし・きよしのとこに)弟子入りするのは、ライオンの檻(おり)に生肉を2つ放り込むようなもんや』 と(笑)。
それで、島田洋之助・今喜多代師匠を紹介してくれはった。(いくよ)
ここやったら大丈夫や。洋之助は糖尿(病)やから言うて。(くるよ)
(女性自身 2012.2.14 コンビ結成40年記念対談より)
本当に、今いくよ・くるよさんの話は面白いですね。
●いくよ・くるよ の二人に、ギャグをかます!
私は「いくよ・くるよ」さんに、こんないい”人生のヒント”をもらった事があります。
あれは今から20年以上も前の事だったと思います。
20代の頃に文化放送の番組の司会をしていた事から、30代になっても時々司会をしていた私は、その日市民ホールの大勢のお客様の前で、ゲストで登場した、当時人気絶頂の「今いくよ・くるよ」さんに”ギャグをかました”のですね。
ちょうど漫才が終わって、司会の私との絡みの時。
プロの漫才師に、ギャグをかますのですから、当時の私はチョッと気が引けて、小さい声で言ったのですね。
「くるよさんって、般若心経のような顔していますね」
ちょっと会場のお客様には、聞き取り難かったと思います。
すると、いくよさんに こう言われた。
「西谷さん、そんな面ロイことは、ハッキリ言うて下さい! (くるよさんに)あんたの顔、般若心経みたいやて、ほんまやわ~!(爆笑)」
この、いくよさんのトークで、大いに受けたので良かったのですが、
私はその時、プロ(に限らず)トークというのは、ポイント部分は<遠慮しないで、ハッキリと言わなくちゃダメ> と痛感しました。
その後、私はニューヨークに行き、ラジオ番組をやったり、帰国後も何度もテレビに出て、コメディアンの突込みにも負けないようになりましたが、そんな経験を積んで、ギャグでも主張でも、ハッキリ言えるようになったと思います。
そのお二人も、いつの間にか結成40年ですか。おめでとうございます。
雑誌の記事を見て、お二人を懐かしく思い出したので、今日はお話しました。