今日の鑑定日記は、夢判断と兼ねて掲載します。

　今日鑑定したＫ子さん（66歳　女性）から、先ほどお聞きした話です。Ｋ子さんは、1週間前にご主人を亡くされたばかりでした。

　お亡くなりになる、ほんの数日前まで普通にお元気だったご主人。
それが急に軽い肺炎を起こして、病院に行き、そのまま入院することに。症状は大した事はなく、すぐに退院できそうだ、という担当医の話しだったそうです。ご主人もそれ程悪くは見えない・・。

　付き添いで、同室のソファで寝ていた妻のＫ子さんは、病院に泊まった２日目にハッキリこんな夢を見ました。
それは、自分の右の奥歯が抜ける夢でした。目が覚めた後、一緒に泊まっていたお嬢さんに「大きな奥歯がゴロンと抜ける夢を見たわ～」と、話したそうです。

　その夢を見た日、ご主人の様態が急に悪化。３日後に会話も無いまま、お亡くなりになったのでした。

　付け加えれば、Ｋ子さんが夫の病室に泊まりこんだ日の翌早朝、やけに多くのカラスが集まって鳴いていたそうです。その後は、そんなカラスの声は聞かなかったそうです。初日だけ。
その時Ｋ子さんは、「彼岸（３/２０頃）の仏になったらどうしよう・・・」とふと思ったそうです。

　これも夢と同じく、近々起こる事を知らせていたんでしょう。
それでは、この２つの事象を解説してみましょう。

　　　　　　　　　　　　　　西谷泰人の夢解説

　大きな奥歯がゴロリと抜けた夢・・・これは奥歯が現実に抜けても、夢で抜けても、同じく身内に不幸が起きるなど、不吉な知らせです。女性の右の奥歯という事は陽（男性、夫、父親）を示します。
ちなみに女性の左は陰（女性、妻、母親）です。

　カラスが鳴きさわぐ・・・夢であっても、現実であっても、不吉な出来事の予兆です。ただし、悲しそうな声に聞こえた場合ですが。

　という事で、夢も現実も、同じ意味合いを持つ２つの出来事が、今回の出来事を教えていたんですね・・・。

　ご冥福をお祈りいたします。