選択するときは、 「好き」に加えて「妥協」も必要だ!
何かを選択するとき、普通は自分が好きな事(あるいは物)をいくつか挙げて、その中で、どれがより良いかを考えると思います。
しかし、逆の発想で、好きなものをいくつか挙げた後に、「より良い」ではなく、それぞれの欠点、弱点をピックアップして消去していく、という「消去法」で選択をして成功する場合も多くあります。
消去法は、結婚相手選びで多く使われている
例えば、結婚の候補者が4人現れたとしましょう。
H子さんは一人っ子で、両親は別居したくない。本人もなるべく一緒に住んでいたい。両親は結構裕福である。そんなH子さんの結婚相手に候補者としてあがったのは、
①Aさんは長男で、サラリーマン。
②Bさんは仕事ができるが、転勤族。将来は海外の仕事も希望している
③Cさんは、次男で地元の公務員。
④Dさんは、三男で、収入が安定していない。
こんな場合、Aさん、Bさんはダメですね。両親の近くで暮らせない事になります。反対にCさん、DさんならOK!という事になります。上手くいけばCさん、Dさんは婿養子になってくれるかもしれません。
最終的には、好きな人順と、
消去法を組み合わせて選ぶことになる
もちろん、相手のことを好きかどうかが大切ですから、もしAさん、Bさんだけが好きならば、どちらかを選んで、結婚後に色々な問題を抱える、というのがよくあるパターンです。
ですから結婚相手を選ぶ時は、好きな人順をメインに考えて、更に消去法を現実的に当てはめ、出来るだけ総合的にいい相手を選ぶパターンが一般的に行われます。
消去法によって、本当は1番好きな人が落選することがあります。
消去法で残った3番目の人には、1番目の人の長所はない。
でも3番目の人にも、1番目の人にない長所がある。
この、1番の人が持っている長所を持っていない3番の人を結果的に選ぶことを、世間では「妥協」と言います。
実際、100点満点というような相手は、ほとんどなく、皆、どこか妥協して、これならいいか・・というところで決心します。
その妥協ができないなら、「何時までたっても決まらない人」になります。
決まらない時間が経てば経つほど、自分の条件は悪くなることを考えて、いいところで、手を打ってください。
何を選んでも、何をやっても、必ず妥協は付きものです。
その中でも、これならやっていける、という範囲で、現実は動いていきます。
動くなら結構なことです。有難いことです。
という事で今日は、「好き」な気持ちは分かりますが、「妥協」も必要、というお話でした。
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