2012/10/11
選択するときは、 「好き」に加えて「妥協」も必要だ!

何かを選択するとき、普通は自分が好きな事(あるいは物)をいくつか挙げて、その中で、どれがより良いかを考えると思います。

 しかし、逆の発想で、好きなものをいくつか挙げた後に、「より良い」ではなく、それぞれの欠点、弱点をピックアップして消去していく、という「消去法」で選択をして成功する場合も多くあります。

  消去法は、結婚相手選びで多く使われている

 例えば、結婚の候補者が4人現れたとしましょう。
 H子さんは一人っ子で、両親は別居したくない。本人もなるべく一緒に住んでいたい。両親は結構裕福である。そんなH子さんの結婚相手に候補者としてあがったのは、

 ①Aさんは長男で、サラリーマン。
 ②Bさんは仕事ができるが、転勤族。将来は海外の仕事も希望している
 ③Cさんは、次男で地元の公務員。
 ④Dさんは、三男で、収入が安定していない。

 こんな場合、Aさん、Bさんはダメですね。両親の近くで暮らせない事になります。反対にCさん、DさんならOK!という事になります。上手くいけばCさん、Dさんは婿養子になってくれるかもしれません。

  最終的には、好きな人順と、
  消去法を組み合わせて選ぶことになる

 もちろん、相手のことを好きかどうかが大切ですから、もしAさん、Bさんだけが好きならば、どちらかを選んで、結婚後に色々な問題を抱える、というのがよくあるパターンです。

 ですから結婚相手を選ぶ時は、好きな人順をメインに考えて、更に消去法を現実的に当てはめ、出来るだけ総合的にいい相手を選ぶパターンが一般的に行われます。

 消去法によって、本当は1番好きな人が落選することがあります。
 消去法で残った3番目の人には、1番目の人の長所はない。
 でも3番目の人にも、1番目の人にない長所がある。

 この、1番の人が持っている長所を持っていない3番の人を結果的に選ぶことを、世間では「妥協」と言います。
 実際、100点満点というような相手は、ほとんどなく、皆、どこか妥協して、これならいいか・・というところで決心します。

 その妥協ができないなら、「何時までたっても決まらない人」になります。
 決まらない時間が経てば経つほど、自分の条件は悪くなることを考えて、いいところで、手を打ってください。

 何を選んでも、何をやっても、必ず妥協は付きものです。
 その中でも、これならやっていける、という範囲で、現実は動いていきます。
 動くなら結構なことです。有難いことです。
 
 という事で今日は、「好き」な気持ちは分かりますが、「妥協」も必要、というお話でした。


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