2013/11/21
運を開くために、トーク力を付けよう

  トーク力のある人が、何でも有利

 鑑定にいらっしゃる方に、私は「“トーク力”をアップなさってください」、とアドバイスする事があります。

 どんなケースかというと、結婚したいというご希望なのに、本人がいたって無口、という場合です。

 こういう無口の人が結婚する、というのは一般的に難しいですよ~。
 会話がある程度スムーズでないと、目的は達成できません。親しくなれません。
 こちらの気持ちも上手く伝わりませんし、相手のハートを捉えることも難しいからです。

 結婚に限らず、社会を生きていく上でも、トーク力は経験を積んで、慣れっこになっておくべきです。

 やはりトーク力に余裕を持って生きて行けば、何事においても実力を余すところなく発揮できますからね。
 一度も結婚していないとか、恋もしていない人、あるいは異性の兄弟がいない・・・、という人は、異性との会話のトレーニングが足りなさすぎるので、いきなり本番(本命)に遭遇したら、そりゃ上手くいかないでしょう。

  本番を、6割ぐらいの力でやれたらベスト

 あるプロのミュージシャンが、次のように言っていました。

 「演奏する時に、持っている力の6割ぐらいで演奏できたら、ベストの演奏ですね。」

 これは、まだ出来るけど、持っている力の6割でテキトーに演奏をこなす、という意味ではありません。
 最高の演奏なのだけれど、力の入れ具合は6割ぐらいで(肩の力を抜いて、リラックスして、楽しみながら)そこまで出来る、という意味です。
 つまり、半分ちょっとの力を出している感じで、申し分ないというレベル、というものです。

 ところで会話ですが、練習で幾らでも上手くなります。
 日頃から、よくおしゃべりしていると、慣れっこになって、いくらでも自然にしゃべれます。

  トーク力は、いろいろな所で役に立ちます

 慣れっこという話から、今日は一つ、私の札幌で今夏(6~8月)に開催した『プロ手相家養成スクール』・短期集中コースの、帰りの航空機内で起こった出来事を、参考までにお話ししましょう。

 あれは札幌の7月13(土)~14(日)の講座を終えて、18時30分/札幌発→羽田着の便でした。
 ANAをいつも使用する私ですが、その時はJALにしました。

 JALは久しぶりで、新鮮でした。
 座席は窓側を希望し、50番・E席でした。機内に搭乗すると、中を歩いて行って、50列目の左の窓側です。

 ANAになれている私は、JALの座席の位置が微妙に席番とズレているな・・と感じました。それも新鮮でした。

  機内でのハプニング

 夏の札幌で、日曜日の夜ですから、機内は満席でした。
 私は、50列目のE席に座って、出発のアナウンスを待っていました。

 すると、最後の方に入ってきた乗客の若い女性の方が、通路から私に優しく話しかけたのですね。

 「あの・・、お客様、お席に間違いはございませんか?」

 私はチケットを出して、(50番・E席) 間違いはないようですが」 と答えました。
 念の為に、隣のご夫婦のおじさんに見せると、

 「あっ、あなたの席は50番・E席ですね。ここは49番・E席です。1つ、後ろの席でしたね」

 すると、その声をかけてくれた女性が機転の利く人で、
 
 「それなら、私が50番・E席に座りますから、そのままお座りになっていてください」

 という事で、その女性が本来私の席だった、私の座っている真後ろの(窓側の席)に着席したのでした。
 それで、1時間40分のフライトの後、羽田に着陸しました。

  お礼で話しかけて、会話する

 私は、お礼をしなければと思い、着陸した直後に後ろを振り向いて、顔を出し、
 「座り心地は如何でしたか?」と聞きました。

 すると、「とっても良かったです」 と返ってきました。
 それで、ちょっと会話をしました。機内でも、そして機内から出て歩きながらも。

 話を聞いてみると、彼女は、JALの客室乗務員で、今日は休みだったので、札幌のシティマラソンに参加してきて、今帰りなんです、という事でした。
 どうりで美人で、健康そうだと思いました。そして、トークがしっかりしているし、機内での機転が利く訳です。
 年令を聞くと、25歳で独身といいます。

  手相を見る

 じゃぁ、ということで、
 「私、手相を見るんだけど、今日のお礼に、何時結婚するか見てあげようか」 というと、

 「見てください! 私気になる線があるんです!」 と手を差し出している。

 それで、手荷物受取所のベンチに座って、荷物が出てくるまで、と言いながら、出てきて受け取った後も、結局15分ぐらい鑑定をしました。
 とっても喜んでくれたようでした。
 私の名刺も渡して、別れましたら、その夜にお礼のメールが届いていました。

 これも、私は7万人(内女性は7~8割)のお客様と会話してきましたし、客室乗務員の彼女も、毎日お客様と会話しているので、初対面でも自然に会話が弾みます。

 こうして、日頃からトーク力を付けておく(会話に慣れっこになっておく)と、いろいろな出会いがあり、様々な場面で楽しい会話が出来ます。

  会話を楽しもう

 婚活で、出会いの努力を一生懸命しているのも大切ですが、次はトーク力を付けて、会話を楽しむ、という事もやってみてください。

 無口だったり、話が上手くなかった人が、自然体で、ジョークなど交えて楽しい会話ができれば、相手とグッと親しくなり、幾らでもチャンスが訪れますよ。

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