2012/08/04
親は子供に、 財産を当てにするような
生き方をさせてはいけない  (渋沢栄一)

 鑑定の相談の中には、高齢になった資産家の親御さんが、遺産を子供にどうしましょう・・というものもあります。

 可愛い子供には、(お金持ちの人の場合は) たくさん財産を残して上げよう・・という気持ちも分かります。

 日本資本主義の父と呼ばれた、大実業家・渋沢栄一氏は、この事に対して次のように述べています。

 <親が大金持ちであるからといって、(子供が)その財産を当てにするような生き方をしようというのは間違いである。親は親、自分は自分という考えを持って、あくまでも自分の知恵によって社会に役立たなくてはいけない。

 また親も、子供にしっかりと学問をさせて、社会に立って恥ずかしくない行動が出来るようにしてやる必要がある。

 生活が困難にならない程度の財産を残すことも情としては必要だろうが、甘えさせてはかえって本人のためにならない。>(渋沢栄一)

 これが、日本を代表する大実業家の言葉です。
 そもそも、子供に一生食べていける遺産を残すと、受け取った子供は自分で知恵を出して収入を得る力が身に付かない。その為、結局(子供に)苦労をさせることになります。

 やはり子供には、自分で人生を切り開いていける何かの実力を身に付けさせる事が大切。
 あるいは社会にでて恥ずかしくない、人間的にしっかりした教育をすること。

 つまり基本的には、有形の財産より、無形の財産を残すことが 子供の為である、という訳です。

P.S.
 そして理想は、社会に役立つ立派な子供を育て、その子にあなたの財産をゆずる。相続税は撤廃になるといいですね。

 そうすれば多くの人に経済的余裕が生まれる為、お金が社会に多く流通します。そうすると社会が活性化し国が繁栄する。それなのに今の政府は、逆の、何でも増税方向に進んでいます。

 みんなを貧乏にしてはいけません。みんなをお金持ちにする事をやれば国は栄えます。

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