2009/8/4
分に合わない事をやっていると、
病気になる

先日鑑定に、奥様と一緒にいらっしゃったMさん(64歳)は、お話ししていて分かりますが、とても誠実でまじめな方でした。

 そのMさんの手相を見ると、知能線の25歳~30歳に島形がくっきり。これは精神的に大変な期間を過ごした印。そこで私が、

 「Mさん、25歳~30歳は大変だったでしょ?」、と訊いてみると、

 「ハイ、25歳から毎日、勤め先のスーパーで野菜の値付けの仕事をいていて、毎日大変で、もう辛くてしょうがありませんでした・・」と。

 毎日、仕入値段が変わる野菜の値を、Mさん1人で業者と交渉し、全部買い入れをやっていたそうです。そしてその後、店での販売価格を設定する・・。それは想像以上の重労働だったとか。

 毎日、全種類、販売価格を設定し終わると、もうぐったり・・・。
 今の時代には、そんなまじめに、自分に向かないイヤな仕事でも辞めずに続ける人って、ごく稀でしょうね。

 そんな毎日を送るMさんは、日曜日が唯一の休み。
 土曜日の夜、仕事が終わった後が最高の喜びのとき。でも日曜日の午後になると、明日からまた苦しみが始まる・・・、とまた辛い仕事を思い出しては、気が沈むのでした。

 日曜日には家庭サービスで、奥さん子供と遊園地などに行くのですが、夕方が近づくにつれ、だんだん暗い顔になるMさんに、奥さんは、「楽しそうじゃない。顔が死んでる」、と毎回注意をしていたそうです。

 相当のストレスですね、これは。

 それで案の定Mさん、このストレス期間の果ての31歳で、入院。3回の手術をする事に。

 胆石手術(その時一緒に、胆のう摘出)・・・1回
 癒着性腸閉塞(小腸切る)・・・計2回

 それでも、31歳は入院先の病院で安らか(というよりもう天国)だったのでしょう。闘病は大変でも、それまでの仕事に比べれば何でもありませんから。それは6年に渡った知能線の島形期間が、終わりを告げていることでも分かります。

 これが、Mさんの手相鑑定でのお話です。

 人は、ストレスを受け続けてばかりいると、必ず病気になります。
 精神面ではうつ病などですし、身体では各病気という事で、ムリはいつの日か限界が来て、病気で休む事に。

 日頃から、手相が教えてくれている身体のサインを、見落とさない事が大切ですね。
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