2012/06/09
脳は、″好きなことをする″ 事で、活性化する

 最近は、脳活性化の練習ドリルが飛ぶように売れています。
 でも、やりたくない練習をやって、果たして効果があるのかどうか。

 週刊新潮の5月31日号に、「脳の磨き方」の特集があり、こんな話が。読んでいらっしゃらない方のために、今日はチョッとご紹介します。 

 「脳を鍛えるには、楽しくやることが重要です。頭を使うのがよくても、中高年が数学をやればいいというものではない。好きでないことをしても脳が拒否反応を示し、うまくいきません」
(山王病院脳神経外科・高橋浩一副部長)

 その根拠は、
 「好きなことをすると、楽しい、嬉しい、というプラスの感情が生まれる。それを大脳皮質の4つの″葉″で感じ、大脳辺緑系で記憶するのですが、よい刺激だとドーパミンという物質が分泌されて大脳辺緑系が強化され、記憶を基にした意識や感情をコントロールしやすくなるのです」

 一方、悪い刺激だと、
 「脳内のノルアドレナリンやセロトニンが減少し、うつ病や神経症が起きる原因になる・・・。
(同・高橋浩一副部長)

 「脳機能が落ちる最大の原因はストレスで、強いストレスがかかると自我の領域の血流が落ちて、脳がうまく使えなくなる、神経細胞が痛んで萎縮(いしゅく)します」
(都立駒込病院脳神経外科・篠浦伸禎部長)

 という事で、だから楽しくやるべきなのですね。

 楽しい事をやった人は→ 脳が元気になり、
 面白くないことを我慢してやった人は→ 脳に障害が出る。これじゃ、もう踏んだり蹴ったりです。

 という事で皆さん、人生には楽しい事ばかりではありませんが、楽しんでやる工夫は出来ると思います。

 あるいは、ストレスが強い事をした後には、楽しい事を用意する。それは出来ると思います。

 幸せな人生を手に入れるために、「楽しむ!」 をやってみようではありませんか。

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