2014/03/15
肉しか食べられないんです・・・
というA子さんの、 深~いその訳は
人と違うときは、必ず理由が潜んでいる
人は、“そうなった”のには、深い訳が潜んでいるものです。
今日は、「野菜はダメ! 肉しか食べられないんです・・・」というA子さんの話に、スポットを当ててお話しします。
今日いらっしゃたA子さん(24歳)は、明るい性格の20代女性なのですが、ナント、野菜がまったく食べられない、という人でした。
野菜は臭いからして、もう受け付けないそうです。
反面、肉は何でも大好き!で、幾らでも食べられるというA子さんでした。
私のような、ほぼ菜食主義(魚介類や、たまごは少々食べる)からすると、正にA子さんは「肉食女子!」ですね。
でもまだ24歳と、とっても若いから、この野菜を食べない肉中心の食事でも生きて行けるけど、先日、健康診断を受けた結果によると、コレステロールが人の基準値の4倍もあるそうです。驚きました。
笑ってしまうエピソード
面白い人なので、いろいろエピソードをお聞きしました。
例えば、出掛けた時に、友だちと出店の「焼きそば」を注文するとします。
すると、焼きそばに混ざった、小さく刻んである野菜類を、キレ~ィに、見事な速さで隅に取り分けるのだそうです。
それを見た友人が、「スゴ~イッ!」 と感動して、そのシーンを携帯のムービー(動画)で撮っているといいます。(笑)。
また、私がA子さんに、食べられるものと食べられないものを質問した時の顔が、傑作です。
私が、
「野菜はダメでも、ジャガイモとか(穀類)は大丈夫なの?」と聞くと、「大丈夫です!」と、目をパッチリ見開いて答えるその目が、本当にキラキラ~ッと輝いている。
一方、「ピーマンやキャベツはダメなの?」と聞くと、「それダメです~!」と言って、曇った顔をして目を背(そむ)ける、その差が面白くって、何度か試してしまいました。
ホント可愛いんです。
友だちにも、その好きなものと嫌いなものを聞いた時の顔の反応が、すっごく面白い~!って、大受けなんだそうです(笑)。
野菜が食べられなくなった理由は、ちゃんとあった
A子さんの野菜が食べられなくなった理由は、こんな事だったそうです。
彼女がまだ4~5歳の時のことです。両親がA子さんを動物園に連れて行った事がありました。
そこでA子さんは、親に言われるままにキリンにニンジンを直接あげようとしたのでした。
すると、キリンの口が近づいてきたかと思うと、大量のよだれが、幼いA子さんのニンジンを持った手をベロ~ンとなめたのですね。
そして、キリンはニンジンを口の中に。
その瞬間、「私、もう野菜はダメ・・・」 (A子さん)と思ったそうです。
その時以来、野菜が全くダメの、“超・野菜嫌い人間”になってしまったのでした。
これは、潜在意識が傷ついてしまったのですね。
こうなると、もう食べられません。
思い込み(観念)が運命を縛ってしまうからです。
食べられなくなる理由の多くは、心的ショックである
私の知人の女性・Y子さんは、魚が全然食べられません。
その理由は、彼女が幼少の頃のこと、飼っていた池の金魚を、猫が手を突っ込んで捕まえ池の外に出し、それを猫が生食いしている所を目撃したことにあるそうです。それに大きなショックを受けたY子さんは、その時以来、魚を一切食べられなくなったそうです。
私の知人の男性の話です。
大東亜戦争時に、南の島に配属されたBさん(男性)は、晩年になるまで、食べ物には好き嫌いがまったくない人なのに、唯一、鳥だけはまったく食べられませんでした。
その理由を聞いてみると、戦時中、給食係を担当した時期に、毎日、嫌でしたが、鳥の首を絞める役をやらされたことによる心的ショックに原因がありました。
その時期の記憶が、心の傷となり、それ以来、鳥類は一切食べられなくなった、のだそうです。
またよくあるケースでは、例えば、生の牡蠣(かき)を食べて食中毒を起こしたGさんは、それ以来、牡蠣(かき)はまったく食べられなくなったそうです。
これなども、心的ショックが、起因しています。
このように人は、食べられなくなった原因である“心の傷”を治さない限り、いつまでもそれを食べられない・・・というお話でした。
私の新刊『幸せグセがつく きらめきのルール』(学研刊)の中の<ルール5>に、心の傷の治し方も紹介しています。
ご参照下さい。
という事で、今日の鑑定のこぼれ話でした。
*鑑定日記の感想や、新刊の情報をくださる方は、
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お待ちしています!