競争相手が増えれば、売り上げが増す、その理由
トップの成功哲学を読む
今日は、コンビニエンスストアで売り上げ1位の、セブン・イレブンを題材にしたお話です。
セブン・イレブンは、2012年8月末時点で、全国14,562店舗と、日本で最大の店舗数を持っています。
また大手コンビニエンスストアチェーンのなかで、1店舗あたりの販売額が最大です。
そのセブン・イレブンを、1973年にスタートさせ、現在の隆盛を築いた、セブン・イレブン・ジャパン会長兼イトーヨーカ堂会長兼CEOとして率いる、鈴木敏文氏(80歳)の言葉を本にした、『鈴木敏文 商売の原点』(講談社刊)よりご紹介します。
さすがコンビ二界のトップの常連だけあって、鈴木氏の成功哲学は普遍的であり、且つ、その質は群を抜いています。
それでは以下、本文から抜粋した部分です。
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競争相手はこちらの味方
同業他社のコンビ二エンスストアが、たとえばおでんのテレビCMをやっているとしたら、それは自店のおでんの宣伝もしてくれているのだとありがたく思うべきです。
他社に、おでんの宣伝をされては困ると感じるのは、自店のおでんに自信がない証拠です。どこの社であろうと、おでんの宣伝をしてくれるというのは、コンビ二エンスストアのおでん人口を増やしてくれていることですから。
そして、私たちの商品の差別化をしていくことによって、逆にわれわれのチャンスが大きくなります。
お客様が食べ比べてみて、「やはりセブン・イレブンのおでんの方がおいしい」 ということになれば、むしろ売り上げが上がります。だから競争相手がさかんに宣伝してくれることに感謝すべきなのです。
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よく競争で大変だといわれますが、つねに努力をして商品や接客のレベルを上げておけば、お客様は必ず来てくださるものです。
私たちが最初にセブン・イレブンをスタートさせたときには、だれも日本ではコンビニエンスストアは育たない、と評していました。ところがセブン・イレブンが軌道に乗ったことを確認するや、世の人々は、「コンビ二エンスストアー時代の到来」と騒ぎはじめました。そして、つぎつぎにたくさんの競合店が出現しました。
ところが、そのことによってセブン・イレブンはどうなったかといえば、むしろ業績が大きく伸びているのです。つまり、競合店によって、私たちは成長の大きなチャンスを得られたことになります。
(『鈴木敏文 商売の原点』〈講談社刊〉より)
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私の手相の本がドンドン売れた、各種・占いブーム期
このように自分の商売と同じ業種である、競合他社が出現して、ワイワイ盛り上がることを、「業界が温まる」 といいます。
私も実際、このことは身をもって体験しています。
私が手相の本を出版していますと、かつての天中殺ブーム(1979年)の時は、私の手相の本が実によく売れました。
その後も、大殺界ブーム、動物占いブーム、風水ブーム、手相を書くブーム など・・・の時も同様で、ブームに合わせて、私の本も売れ行きが大きく上昇!
とにかく書店の占いコーナーに足を運ぶ人が、普段の何倍にも膨れ上がった為、どの占いの本も売れたのでした。
中でも私の手相や方位学の本は、特別売れたようでした。
という事で皆さん! 今日は <競争相手が増えることに、感謝しよう!> というお話でした。
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