2011/08/11
私の本の読者の方は、とても身近に感じます
今日、直接鑑定に福島県いわき市から いらっしゃったTさん(20歳 男性)のお話です。
彼が今回 鑑定を申し込んだのは、Sさんのお母様が 私のホームページの「オンライン予約システム」で、西谷泰人鑑定の空きを見つけ、
「空きがあったから申し込んでおいたよ。鑑定受けに行ってらっしゃい!」と息子であるSさんに勧めてくれた、という事でした。素晴らしいお母様ですね~。(お母様はまだ鑑定した事はありません)
本日Sさんの鑑定が一通り終わった後に、彼は、お母様から預かって来たという『流年手相術』(西谷泰人著 創文刊)をカバンから取り出し、
「西谷先生、よかったら母の本にサインをお願い出来ませんか?」、と。
「喜んで」、と言って私はその本にサインをする事に。
その時に、とっても読み込んでいた本に見えたので、私は、
「お母様はこの本を、ジックリ読んで愛してくれたんですね」、と感謝を述べました。
すると彼は、
「実はこの本、2冊目なんです。1冊目は津波で流されてしまったので、母は同じ本を また取り寄せました・・」 とおっしゃるのでした。
「そうですか・・」 と私。
話をお聞きすると、自宅は無事だったのですが、お母様は自宅より海に近い地域にある、勤め先の電機メーカーのビルに、私の『流年手相術』を1冊持って行っていて、時間のある時に読んでいらっしゃったそうです。
すると3/11に地震があり、津波が来た。
従業員は全員逃げて助かったのですが、会社の2階建てのビルには津波が押し寄せ、ビルは残ったとはいえ、中のものは全部津波で流されてしまったそうです。
私の『流年手相術』も海に流された、という訳です。
そういえば、陸前高田市のAさん(女性)の方からも、私の本をたくさん読んでいらっしゃったのですが、家ごと全部津波で流されました、と、避難所から お便りメールを頂きました。
(創文から、Aさんには御見舞いのメールを差し上げました。)
津波の被害に遭った方々が、私の本を通じて、とても身近に感じられた出来事でした。
私の本や このブログが、皆様の心の糧、幸せの糧になっていれば私も幸せです。