2015/9/18
睡眠不足が命を縮める
夜勤が多い会社に勤める、A子さんの話
先日、鑑定にいらっしゃった夜勤の多い会社に勤める、A子さん(53歳)のお話です。
「私の会社では、長い間、夜間勤務をしてきた同僚たちが、50代に入ると、手術するような病気をするんです。もう何人もです。
私も先日、子宮がんに罹り、手術をしました。
やっぱり夜勤がある不規則な仕事は、年を取ると、身体にムリが掛かっているんですね」(A子さん)
そこで今日は、「寝不足が身体に及ぼすダメージ」 についてのお話です。
寝不足は身体にダメージを及ぼす
今週の週刊新潮に、睡眠についての記事が載っていました。
以下、ご紹介します。
睡眠不足が免疫機能を左右する
順天堂大学医学部の奥村康特任教授が懸念するのは NK細胞(ナチュラルキラー)の存在だ。
「NK細胞とは、“体のお巡りさん” とでも呼ぶべき免疫細胞で、ウィルスやがん細胞を攻撃する非常に重要な役割を担っています。
人間は毎日1兆個の細胞を作り出しますが、そのうちの約6000個が、がん細胞です。
ただ、体内をパトロールする NK細胞が片っ端から殺してくれるので、我々はがんの発症を免れている。
ところが、昼夜逆転の生活や、徹夜によってホルモンバランスが崩れると、細胞の働きを示すNK活性が急激に低下してしまうのです。
そのせいでインフルエンザに懸かりやすく、長期的には発がん率も高まる」
深夜勤務の多いタクシー運転手の調査結果は
奥村氏が、深夜勤務の多いタクシー運転手を調査したところ、NK活性が低数値を示した人が半数に上った。
通常のサンプルでは1割程度なので、かなりの高確率である。
海外旅行者の“時差ボケ”も、免疫力が低下に
しかも、
「高齢者は、海外旅行の時差ボケでもNK細胞が低下します。
少なくとも、50代以降は生活リズムがバラバラになるような徹夜作業は控えるべきです。
NK活性は若者であればすぐに回復しますが、中高年だとそうはいきません」(奥村氏)
週刊新潮 2015年9月24日号より
徹夜自慢は“危険!”
という事で、夜勤を50代になっても続けていると“病気になる” というA子さんの体験談への、免疫学からの証明でした。
「2日徹夜した」、とか、「オレは3日だ!」など、徹夜自慢をしている人がいますが、若い頃はまだいいとしても、中年以降は、命を縮めている事を自覚して下さい。
やはり、“命あっての物種”ですから。
*命あっての物種・・・いのちあっての ものだね。
意味/どんなことでも命があるからこそ、できるのである。死んでしまったら何もできなくなるから、 命を粗末にするな 、ということわざ。
という事で、鑑定でお聞きした話を元に、睡眠の大切さのお話でした。
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