百寿者はB型が多い、耳が大きい
今日は、100歳を超えて長生きしている人「百寿者」の特長の中から、医学的なものと、それ以外の要因を、幾つか選んでお話しします。
週刊ポスト2014年5月9・16日号に、次のような記事が掲載されていました。
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100歳超の人・対象調査
糖尿病は6%で動脈硬化になりにくい
日本の百寿者は、1950年には100人ほどでしたが、1970年から急増し、2006年には2万8000人を超えました。
43年間連続で増え続け、2012年に5万人を突破しました!
男女比は1対7、105歳以上に区切ると1対9と、圧倒的な“女高男低”だ。
1992年から100歳以上を対象に医学調査を始めた慶応義塾大学医学部老年内科の広瀬信義医師は、これまでに650人以上の百寿者に会い、対面調査を行なってきた。
「調査では、採血などの医学調査のほか、生活歴や家族歴、病歴、幸福感なども尋ねています」
その調査の結果、明らかになったことはいくつもあるが、医学的特徴でいえば、
「糖尿病の罹患率は6%しかありません。70代の罹患率は20~30%ですので、かなり少ないことがわかります。百寿者に糖尿病が少ないのは日本だけでなく、世界各国で同じ結果が発表されています」(広瀬氏)
(週刊ポスト 2014年5月9・16日号より、慶応義塾大学医学部老年内科の広瀬信義医師・提供)
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その他、広瀬信義医師の報告書の中には、以下のような内容が、書かれていました。
百寿者の多くが、自分の人生を肯定的にとらえている
百寿者に共通してみられる、特徴的な性格はあるのでしょうか。
調査結果をわかりやすくまとめると、男性は「飄々とマイペースで生きていく人、凝り性で色々 とコレクションしたりする人」。
女性は「一家の中心として、家族の世話を一生懸命する人」とイメージできそうです。
さらに、男女に共通していたのが「依存心が少ない」「自分の人生を肯定的にとらえている」ことだそうです。
そして、こんな興味深い報告も。
百寿者には、血液型B型が一番多い
ところで、調査報告のなかには、百寿者の血液型調査の結果もあります。
日本人にはA型が約40%と多く、ついでO型の30%、B型は20%、そしてAB型 が10%ですが、百寿者では、A型が34%、O型B型が30%となっており、比較的B型が多く、A型が少ないことがわかりました。
*西谷解説/百寿者にB型が多い。これは、B型の人特有の、人にどう思われようと気にしない、という気持ちの持ちようが、100歳以上生きるのに、プラスに作用した、と言えるのではないでしょうか。
百寿者にA型は少ない。A型は、人のこと、とっても気にしますものね~。
百寿者には耳の大きい人が多い
また、興味深いのは、百寿者には耳の大きい人が多いという報告です。
耳をつくっているのは軟骨ですから、耳が大きい人は、軟骨を合成する力が強い人=変形性関節症になりにくい=活動的な人=元気で長生き、と考えられるとして、引き続き調査をしていくそうです。
*西谷解説/この「耳が大きい人は長寿」ということは、私・西谷の『常識としての人相知識』(創文刊)の中で紹介しています。
耳が大きな人は、強運で、体力があり、結局、長生きする、と。
(日本橋三越お帳場通信2008年1/2月号より、医学博士・横山雅子先生が紹介する、前述・広瀬信義医師の「百寿者研究』の記事からの抜粋)
という事で今日は、百寿者のお話でした。
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