生まれて直ぐの記憶がある、A子さんの話
自分の生い立ちを知らなかった、A子さんが鑑定に・・・
昨日、大阪鑑定にいらっしゃった、A子さん(43歳 女性)のお話です。
A子さんは、自分の生い立ちを全然知らないまま、20歳まで過ごしました。
彼女には、幼少の頃から何度も繰り返し見た夢がありました。
それは、生まれたばかりの赤ん坊の自分を、外人の女性2~3人が、覗(のぞ)き込んでいる夢でした。
その夢を、幼い時~小学六年生ぐらいまで、しょちゅう見ていました。
自分でも、ナゼ? いつも覗き込んでいたのが外人なのか・・・不思議でした。
それで、A子さんが20歳になった時に、母に、何度も見ていたその夢のことを話したのですね。
「お母さん、生まれたばかりの赤ん坊の自分を、外人の女性3人ぐらいが、覗き込んでいる夢を随分昔見たんだけど、どうしてかなぁ?」
と。
母から、初めて自分の生い立ちを聞く
するとお母さんは、その時初めてA子さんの生い立ちを話してくれたのでした。
「別れた実父は、フランス・パリ在住の日本人画家で、母はフランスに行っていた時に私を出産していたのです。
しかし、1680gという未熟児で生まれた私は、しばらくの間、パリの病院の保育器の中で育てられたのでした。
その時に、何度も保育器の中の私を、外人の看護師さんが数人で覗いていたそうです」(A子さん)
そんな、生まれてすぐの記憶が潜在意識に残っていて、彼女は夢で何度も見ていたのでした。
そしてこんな話も。
「実際の父だと思い込んでいた今の父は、実は私(A子さん)が2歳半の時に、母と再婚した2人目の父親だったんです」(A子さん)
フランスの町ヘ行く
大人になったA子さんは、一度、両親が過ごし、自分も生まれてから半年間だけ居たパリの街を見てみたくて、一人旅をしたそうです。
すると不思議な事に、初めてのパリ旅行なのに(母からも街並みを曖昧にしか聞いていなかったけれど)、パリの街を迷わず電車を使って、スイスイと行動できたのでした。
母が毎日通っていた市場や、毎週通っていた教会、その他・・・。
どれも、すぐに探し当てることが出来ました。
どこかで、記憶していたのかもしれませんね。
A子さんには、生まれる直前? の記憶があった
そしてA子さんには、こんな記憶もあった。
「光に向かって走っている自分、あそこまで行けば出られるんだ、という記憶があります。
あれは私が、産まれる直前の光景だと思います」(A子さん)
という事で、人の記憶について、興味深い話だったのでご紹介しました。
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