理解してもらうためには、
上手く伝える努力をしよう
第一印象は大切だ
以前、婚活をしている友人の男性を鑑定していて、こんなことを思ったことがありました。
「この人が持っている良さは、いったい、相手の女性に伝わるだろうか・・」と・・・。
というのは、まず、その友人は服装のセンスが悪いんですね(笑)。
どんなに良い人であったとしても、相手に与える第一印象はとっても大切です。
服装の話ではありませんが、こんな話があります。
「幸せの黄色いリボン」という曲も、
最初の評価は散々だった・・。
何故か?
ニューヨークに居るとき、アメリカの有名な音楽プロデューサーのジミー・ウィズナーさんと親しくなり、頻繁にお会いしました。
ある日、こんな話を聞きました。
「幸せの黄色いリボン」の作曲者は、少々だがヒット曲を書いていたL・ラッセル・ブラウン。
彼が曲の売り込みに、知り合いが社長をしている、あるレコード会社へ行きました。
そこの社長が「じゃあ曲を聞こう」という事になり、L・ラッセル・ブラウンは、ギター一本持って(だったと思う)、「幸せの黄色いリボン」を生歌で歌いました。
すると社長が、
「君、この歌は他では決して歌わないほうがいい。君の音楽家としての経歴に傷がつく」とまで、酷評をしたのだとか。
後に、その曲は、世界的な大ヒット曲になったのですが・・。
作曲家といっても、歌がうまいとは限らない。だから「幸せの黄色いリボン」は、本当はとっても素晴らしい曲なのに、生歌で聴かされた社長さんは、いったい良いのか、どうなのか、訳が分からなかった~のでは、と私は想像します。
上手く伝えることが大切
何が言いたいかいうと、この作曲者は、きっとギターも上手くなく、しかも歌も上手くなかったのではないだろうか。それなのに、なぜ社長の前で、しかもギター一本で歌ったのだろうか。
それは、とてもいい曲なのだから、社長はきっと分かるだろう、と思ったと思うのです。ところが、そうはいかなかった。
やはり、曲が出来て、それを人に聞かせるならば、ある程度の伴奏を入れ、上手い歌い手が歌うか、それを録音したものを持参すべきですね。
L・ラッセル・ブラウンさんが披露した曲を人に譬えると、
「すっぴんですけど、美人でしょ」、というのと同じです。
やはり、すっぴんより、お化粧をして、洋服もそれなりに決めていると、よく見えます。
これが、見た目の大切さ、第一印章の大切さです。
だって人は、初対面では、その人となりを、まずは外見(表情や服装)からしか判断できないのですから。
という事で今日は、理解してもらうためには、上手く伝える努力をしよう、というお話でした。
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