2008/05/07
渋谷は私の青春時代の想い出が詰まった街

 先日5/5に、中谷彰宏さんのセミナー『中谷塾』で、私が対談した渋谷会場、渋谷シダックスホール近辺は、私に取って実に懐かしい場所でした。

 というのは、シダックスホールは、私が26歳頃によく出演していた渋谷にあった「ヘッドパワー」というライブハウスのすぐ近くだったからです。 

*ヘッドパワーは、当時、音楽を目指す若者にとって憧れのライブハウスでした。日本一流行っていたライブハウスかな。芸能界への登竜門でもあり、毎日、400名の客席が若者でビッシリ埋まってましたからね。土曜なんて一日1000万円売り上げた、なんていってました。

 そこに、月2回(一晩で40分を3ステージ)、私は出演していました。当時、そのライブハウスで、私はピアノやギターを弾いて、1人で歌っていました。いや、懐かしいですね。

 そのライブハウスには、出演資格を取る為の結構難しいオーデションがあって、私はピアノを弾いて、ビートルズのレディーマドンナを歌って、一発合格をしたっけ。

 当時の私は、ステージ上で歌の合間に手相観たりしてたんです。お客さんがステージ前に30~50人ぐらい列をなしたりしてましたよ、当たるって評判で。山田邦子さんなど芸能人もよく来ていて、彼女たちの手相も観ましたよ。

 そこの店には、敏腕のマネジャーがいて、私はとても気に入られていました。

 ある日私が、「マネジャー、歌を歌わなくて、手相ばかり見ていて良いんですか?」といったら、マネジャーが、
 「いやー、君に手相観てもらってみんな大喜びしているよ。こちらこそ、こんなに観てもらって、いいの?」

 マネジャーは、私が歌を歌うより、手相観ている方が店が評判になり、盛り上がっていいという評価?でしたね(笑)。
 もの凄い熱気があった時代だったな。

 マネジャーどうしてるかな? 楽屋に来ては、「昨日はみのもんたと朝まで、銀座で100万円飲んだよ」なんて言ってたな。当時の100万円は、いまの200万円ぐらいの感覚。派手だったな。またお会いしたいですね。

 渋谷駅を降り、28年前のそんな青春時代を回想しながら、私は当日シダックスホールに向かったのでした。

 
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