2008/9/30
海外から帰ると、
日本人の良さがよく分かる
ここの所、米国の米金融危機から目が離せない毎日です。(世界経済に興味のある人は皆そうでしょう)
昨日(日本時間の今朝)米下院で金融安定化法案が否決され、正に世界恐慌突入の様相を見せて来ています。
ここ最近、アメリカの五大証券の3社が破綻し、2~3日前には米国最大の銀行が破綻しました。
先月破綻した、米リーマン・ブラザーズの日本法人では、つい先日まで20代で年間1億円の収入を手にする社員が多くいるとか、給料は年俸制が一般的ですが、新卒で1000万円レベルにプラス、ボーナス。他の社員は1500万~3000万円にボーナスが3000万円、4000万円はあたり前で、年収2億円以上の人もいるとニュースで報じていました。
もう庶民の感覚では、どうなってんの~? というしかありません。
ところで、私がニューヨークの鑑定オフィスで鑑定していた2001年の終わり頃だったと思いますが、某・米大手証券会社の副社長が、私の噂を聞いて手相鑑定を受けにいらっしゃいました。
その時に、成績の良くない社員を首にする話をいろいろ聞きました。
上司の部屋に、リストラをする社員をいきなり“かばん持参”で呼んでリストラを言い渡し、そのまま、自分の机に返さず(同僚にも挨拶させず)帰宅させるそうです。(パソコンも触らせず)
社内機密を持ち出させない為だそうですが、私はそんな非情な、売り上げ第一主義のアメリカ式のやり方は「いつか滅びるだろうな・・・」と直感的に思いました。
そんなニューヨークから帰国してまず思ったことは、「日本は“気”が柔らかい。なんて空気が柔らかいんだ~」という事でした。感動でしたね。私は、この日本の空気の方が絶対好きだな。
アメリカにはとんがった岩が剥き出した山ばかりですが、日本の山は丸っこくて緑が生い茂っています。アメリカは空気がパリパリに乾燥しきっていますが、日本は湿気がとてもいい感じです。この差です。
気候・風土によって、人間の気質が創られていると思います。
日本人は繊細で愛情深いところが秀出ています。この気質を忘れないでほしいと思っています。
P.S.
ただし、海外との外交・折衝や、仕事の取引は、心を鬼にして強くいかなければダメです。正しい事を言っても、人が良いだけではクセモノ揃いの各国相手に負けてしまいますから。
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