2013/01/16
本当のお金持ちは、
お金持ちらしく見えないのがいい

  大金持ちの持ち物は?

 先日鑑定にいらっしゃったAさん(30代 男性)との、お話です。
 この日私は、Aさんと「大金持ち」 の話になりました。

 大金持ちといっても、資産が5億や10億円単位のお金持ちではなくて、ビリオネア、つまり1000億円以上クラスの資産を所有する大金持ちや、少なくとも100億円以上は持っている人たちの事です。

 Aさんが語る、そんな大金持ちの人たちの情報では、

 「大金持ちは、ブランド品のバッグを持たず、紙袋を持って出かける」 という人が、少なくないそうです。

 そんな習慣の大金持ちが、「なぜ紙袋を使うか」 の理由が面白い。

 「大金持ちは、顔がお金持ちの相なので、ブランド品など必要ない」 というらしい。

 確かに・・。
 顔が大金持ちの相をしているのに、ブランド品まで持つと、暑苦しい~という事ですね。

  大スターでも、元がいい人は、ブランド品など必要ない?

 分かり易い例を一つ挙げましょう。

 俳優の加山雄三さんの話。
 加山さんは、親の代からの二十数億円という借金で、人生の前半は大変だったようですが、中年期には返済が終わり、晩年の今では、結構お金持ちでしょう。

 その加山さん、あれほどの有名人なのに、着るスーツはすべて「上下合わせて数万円」 のものしか買わないそうです。

 はじめからカッコいい人なので、ブランド品でなくても、それなりのスーツを着れば”決まっている” という訳でしょう。

 そしてもう一つ。
 画家でもある加山さんですから、値段が安くても、自分にとって合う、センスの良いものを選んでいるのでしょう。

 つまり、元からカッコいい人は、あえて余分にカッコつける必要がないし、良いものを選ぶ自信があれば、ブランド品に囚われない、という事です。

 「大金持ちと紙袋」、と合い通じるところがあるのではないでしょうか。

  こう生きれば、美しい

 茶道の心に、
 「軽いものは重く、重いものは軽く(持ちなさい)」

 という精神があります。これにのっとって考えれば、こうなります。

 「お金持ちはお金持ちらしくせず、貧乏な人は貧乏臭くしない(安くても良いものを持つ)」

 これが粋で、美しい人生ではないでしょうか。

 こういう生き方をしていると、お金持ちはその幸運が長続きし、貧乏な人は金運が上昇し、やがてお金持ちになっていくでしょう。

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