2013/10/15
指揮者・小澤征爾さんに学ぶ、 超一流プロのやり方
小澤征爾さんの習慣
世界的指揮者の小澤征爾(おざわ せいじ)さん〈80歳〉のお話です。
小澤さんは、ボストン交響楽団で指揮をしていた頃、毎朝早くから起きて音楽の勉強をしていました。
どんな勉強をしていたかというと、自分が指揮する楽譜を、自分の手で書いていたそうです。
小澤氏ほどの大指揮者なら、楽譜を見たら簡単に指揮できてしまうのでは・・・と思います。
しかし、小澤氏は、
「これは当然のことで、楽譜を書いてみることで楽想をつかみ、それにしたがってタクトを振ると、同じ指揮でも出来が違う」 といいます。
ようするに、作曲家の譜面と同じように、自分で楽譜を書いてみる事によって、より鮮明に、作曲家の思考や空気が身体で受け取れる、という訳です。
さすが小澤征爾さんですね。
超一流のプロは、仕事に対する取り組み方が違う、オリジナルなやり方をしている、という事でご紹介しました。
*鑑定日記の感想や、新刊の情報をくださる方は、
sobunnep@za.wakwak.com までお送りください。
お待ちしています!