2013/02/08
手術の最中、医師は何時間も
トイレに行かない、その理由

　　手術の最中、医師は、食べない、トイレにも行かない

　一昨日鑑定したＨ子さん（３４歳）は、看護士で、毎日手術室で活動していらっしゃる方でした。

　そこで私はＨ子さんに、手術や医療に関する話を、いろいろお聞きしました。
　
　その中で私が感心した話は、医師は手術中の３～４時間、一度もトイレに行かない、また食べ物も食べない・・、というものでした。　　
　中には１０時間以上にも及ぶ大手術もありますが、Ｈ子さんがおっしゃるには、

　「やはり大手術が始まると、医師は手術中の１０時間、一度もトイレに行かないし、食事もしませんね。でも私たち看護士は、交代で、食事に行きますし、トイレに行きます」

　医師は大変ですね。

　トイレが近い人は、外科医に成れない・・という事か。
　いや、人命に関わる真剣勝負の手術なので、排泄も栄養補給も忘れてしまうのか・・。

　そこでその事に関して、私はいろいろ調べてみました。
　すると、医者本人や、家族、看護師、医学生などの証言で、次のような事が分かりました。
　以下は、ＹＯＭＩＵＲＩ ＯＮＬＩＮＥ 「発言小町」よりの抜粋です。

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　　尿意を感じない

　家人曰く、おしっこに行きたいなんて思う暇がないくらい真剣に、集中して、張り詰めた気持ちで行っているそうです。
　1mmでもずれたら駄目っていう世界らしい。
　あと、手術中はすごく汗をかくそうです。

　 事前に水分調整をする

　１０数時間におよぶオペ時は、事前に水分調整しているから、やはりトイレには行きたくならないそうです。
　その人は１度、オペ中にお腹が下り、どうもこうも行かなくなって抜け出したことはあったそうですが・・。

　大人用のオムツをつける

　若い女性のお医者さんだったと思うけど、
「手術中はトイレにいけないから、大人用のオムツをつけるんですよー」、と話していた。

　　自己管理をしている

　胃が弱い外科系医師の夫は、手術前は絶食体制です。
　週に三日は昼食を抜いてます。
　「犬の生活だー」
　と本人は笑ってますが、犬も水は飲んでいるだろうから…

　　トイレに行く人もいる

　確かに短い手術なら行かなくても大丈夫かもしれませんが・・・うちの先生方は、トイレに行ってますよ。
　でも、だいたいは、トイレ後に、またブラシを使ってゴシゴシの手洗いや、清潔な術衣を着たりするのが面倒との理由で我慢しています。

　　事前に飲まないのと、我慢

　医学生の私も不思議に思っていました。
　実際の手術中は、本当に絶対に離れられないのは執刀医だけで、それ以外の人はどうしても我慢できない場合には替わってもらうことも可能ですが、大抵は事前の水分を控えめにして、ちょっとくらいの尿意は我慢しています。
　手術に関わる外科医・麻酔医には、すごい体力と「巨大な膀胱」が必要だと、とある先輩医師が言っていました。（看護師さんは交代します。）

　　行かない

　私も昔、手術中のトイレのことは不思議に思ってお医者さんに聞いてみたことがあるんですが、きっぱり「行かない」と言われました。手術前は水分を控えるとか自分で管理するそうです。プロだなあと思いました。

　（ＹＯＭＩＵＲＩ ＯＮＬＩＮＥ の「発言小町」より）
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　以上、代表的な証言でした。
　このプロ意識、素晴らしいですね！

　という事で、鑑定のこぼれ話でした。

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