2015/10/29
手のひらの線が、急に薄くなったAさんの話

  手のひらの線に、珍しい変化が起こる

 先日、鑑定日記< 2015/10/19 苦しい時の解決法 (Aさんのケース)> の中で、高齢のお母様の介護のため、仕事を辞めて実家に入ってしまったAさん(45歳 独身男性)の話をご紹介しました。

 今日は、そのAさんに起った、手相の珍しい変化の話です。

 先日の日記で私は、
 「一家にとって唯一の稼ぎ手であるAさんが、仕事を辞めて、家族の介護に入ってしまったら、“経済破綻への道” まっしぐらですよ」

 と申し上げました。

 実際に、Aさんの貯金はみるみる減っています(残り少ない)。
 お母様の年金は、2人(お母様とAさん)が食べていくには足りません。
 おまけに、近々入居予定の老人介護施設の毎月のお金が必要になります。

 その為、お金に困り始めるのは目に見えている、という状態でした。

 そんな窮地の状態に陥って来たAさんに、最近、不思議な手相の変化が起こったのです。

    家事をしている内に、手のひらの線がドンドン薄くなる・・・?

 Aさんは、元々は手のひらの線が普通に入っている人でした。

 それが、仕事を辞めて、家で家事や介護だけをするようになったら、目に目えて、右・手のひらの線が薄くなって、ほとんど消えてしまったのでした。

 なぜ分かるかというと、Aさんの左手は、まだハッキリ線が出ているのに、右手はその5分の1も線が出ていないからです。

 線がないというより、手のひらの表面がツルンとしてしまって、線がほとんど見えない、という感じです。

  家事だけで手相が薄くなった訳じゃない・・・

 これは、家事だけで手相の線がなくなった訳じゃないですね。
 何故なら、雑巾がけをするといっても、両手で絞(しぼ)る訳ですから、右だけ薄くなる、というのはちょっとおかしい・・・。

 右手の手相は、そもそも“後天運”を表していて、自分で創る才能や運命を表わします。
 (左手は先天運/生まれ持った才能や運命を表わす)

 Aさんの場合は、自分が創る右手側だけが薄くなったのですから、本人の思考や、人生の進め方に問題がある、という意味です。

  手相が薄くなったのは、運命が弱くなったから

 このように手相の線が薄くなったのは、Aさんが、
 1-未来が見えない

 2-頑張る対象がない

 3-夢や希望がない

 4-大志がない

 など、夢も希望もない・・・、という心の状態に原因があると手相が教えています。
 つまり、“運が弱くなった”事を表わしています。

 手相が消えてきたのは、
 雑巾がけは「直接原因」ですが、精神的な希望欠落が大元の「真の原因」です。

  ヤル気と希望が湧いて来れば、手相は元の濃い線に戻る

 ではもう、この薄い手相の線は治らないのでしょうか?

 いや、元々は手相の線はあったのですから、生き方を間違える以前にもう一度戻って、やり直すことです。
 つまり自分は働き、収入を得ていた「元に戻る」こと。

 そうして生き方がしっかり整って来れば、手相はみるみる濃く出てくるでしょう。

 珍しい手相の変化でしたので、ご紹介しました。

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