2008/10/11
所変われば“食べ物習慣”も
こんなに変わる~

今日、手相スクールの卒業生の一人、Yさんとお話しをしました。彼女の叔父さんは、作曲家の故・山本直純氏です。

 彼女は結婚後、ご主人の海外出張に一緒に行き、シンガポールに6年間住んでいました。
 現地の人たちとの交流をとても大切にし、頻繁にお友だち付き合いをしていた彼女は、初めはまず、食生活の違いに驚いたそうです。

 例えばコーヒーを飲むときの砂糖の量。
 現地の皆さんは必ずで~っかいスプーンで3杯、ザーッ、ザーッ、ザーッ、と砂糖を入れるそうです。何人かが集まってコーヒーが出ると全員がザーッ、ザーッ、ザーッ。

 それで、彼女だけが遠慮すると、現地の人たちは嫌な顔をするそうです。私たちは日本人に比べて貧乏だから、バカにして砂糖を入れないんだ、って。入れないと失礼だなんて思われるので、砂糖を思いっ切り入れる彼女。

 それで彼女も、毎回砂糖をでっかいさじで三杯入れるようになったそうです。
 「慣れると甘いのが普通になってしまって・・・」という彼女。結局、たちまち20kg以上太ってしまったのでした~。ヒエ~ッ!

 私(西谷)は甘いものが苦手なので、シンガポールに行ったら、初日にギブアップしてしまいますね。(恐ろしや~)

 シンガポールは、インド系・中国系・マレーシア系・アラブ系でほとんどを占めているという事ですが、彼女の友人は大方インド系だったそうです。インドといえば、太っている事がお金持ちのシンボル。その為、何処に行っても彼女は待遇が良かったそうです。ふーむ、なーるほど。

 こんな話も聞かせてくれました。

 現地の人に、日本のカルピスをプレゼントしたそうです。
 中々好評で、「とっても美味しかったわ~」とお礼を言われた。

 それでその方が家に遊びに来た時に、カルピスを出した。喜ぶと思いきや、ちょっと飲んで変な顔をして、もう飲まなかったそうです。それで何故飲まないの? と聞いたら、ナント! 現地の人たちは、カルピスを原液で飲んでいたそうです。ヒエ~ッ! 甘ったるそう~~~!! 

そんな現地の甘味感覚で6年も暮らしていた彼女。日本に帰って友人に会ったときに、目の前でコーヒーに砂糖のスティックを破りザーッ、ザーッ、ザーッ、ザーッ、ザーッ、ザーッ、ザーッ・・・・・と限りなく入れる彼女を見て、「エ~ッ! あなたブラック派じゃなかったの~!?」 と友人もビックリ仰天!

 甘さの感覚は、いくらでも変わってしまうんです・・、という彼女でした。

 現在は元の無糖派に戻っている彼女ですが、当時の話を聞いていて、「所変われば“食べ物習慣”もこんなに変わる」と、つくづく思ったのでした。

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