2010/01/25
悩みを持ったまま、楽しく、
愉快に、 飄々(ひょうひょう)
と生きて行こう

人生は、(何でも)無ければ無い事で苦しみ、あればあったで新たな苦しみが出てくるのが常です。
 例えば、お金、結婚相手、子供、会社、社員 etc….。

 そこで今日は、お便りを紹介しつつ、その事についてお話しします。

   子供の悩みがなくなったら、次はお金の悩みが・・・

 いつも鑑定日記、楽しく読ませていただいています。去年鑑定していただいたU.と申します。

 時には耳の痛い苦言もあり、時には心が温まるお話もあり、日頃、たるんでいる自分が前向きになれる日記だと思っています。ありがとうございます。

 去年の7月に吉方位に越してから、今までの悩みがなくなりました。
 新たに、家を売らなくては・・・という悩みは出てきましたが、子供たちに対する悩みが無くなり、あとは、お金の面だけです(笑) 

・・・・・・・・・・・後略・・・・・・・・・・・
(S.U.女性)

 これが頂いたお便りです。
 S.U.さんのケースでも分かるように、人間は、常に何かで悩んでいるものです。

 それで、ようやく悩みがなくなったとします。そうすると、悩みがなくて幸せになれそうな気がしますよね。
 ところがそうじゃないんですね。
 人間って、一つ悩みが無くなったら、決まって次の悩みが出てくるんです。

 いい例が、整形手術ばっかりしている人がそうです。
 一箇所コンプレックスの部分を直すと、次なる欠点が目に付くんですね。
 それで直すと、また次なる欠点が気になる。という具合に、キリ無く直し続けるんです。

 つまり、ある程度の所で、これでよし!としないと、限りなく求めてしまって破滅してしまいます。

 それから、悩みを一つ、二つ持っていることがいい。
 それが、何かに囚われて破滅しそうになりがちな人には、いい歯止めになります。
 もちろん、悩みは解決する努力は必要ですよ。悩み事は無い方がいいのは当然ですから。その努力をして尚残っている悩みがあるのは決して悪くない、という意味です。

 また仮に、全部悩みがなくなると、目標や信念を強く持っていない人は、フトした心の隙間に不安の風が入り込み、強迫神経症になったり、パニック障害や拒食症・過食症になったりします。

 ですから、悩みの無い人は、忙しく働くのも悪くありません。
 ヒマになると、いらぬ事を考えてしまい、次々に悩みの種を作ってしまうからです。

 結論を言えば、悩みはなくなることは無い。
 ということは、悩みが無いことが幸せだ、と思っている限り、何時までも幸せになれない、という事です。

 このように、何か悩みを持っているのが当たり前。
 悩みを持ったまま、楽しく、愉快に、前向きに、飄々(ひょうひょう)と生きていく所が、人生の醍醐味なんです。

TOPページ