2011/10/27
悟りを開くと 人生は楽しくなる~

 出かける時に、私が最近心掛けている事があります。

 それは、駅のエスカレーターを使わず、階段を使うという事。

 これまでですと、
 「エスカレーターは早くていいけど 楽過ぎ。階段は体にいいけど チョッとしんどい・・」

 という事で、私はその間を取って、エスカレーターの右側を歩いて上がり降りしていました。
 これで時間の短縮もできるし、運動もできる。

 でも、でもですね。階段の上り降りは、運動不足の私にとっては、運動できる貴重なチャンスではないか・・と思うようになり、”階段上がり派”の私になったのでした。

 もう少し詳しく言うと、医学的にこんな理由があるのです。それは次のような情報を知ったから・・。

 人は散歩をしていても、それだけでは腸腰筋(ちょうようきん)は鍛えることができず、年を取るとチョッとした段差をまたいだつもりでも、またげてなくて つまずく~。

 つまり、年寄りは腸腰筋(大腰筋と腸骨筋のこと)が衰えることで、足が上がりきらなくなり 転ぶらしい。お年寄りが転ぶほとんどの原因は この腸腰筋の衰えという。

大腰筋・・・背骨と両足の付け根を結ぶ筋肉
腸骨筋・・・骨盤と足の付け根を結ぶ筋肉

 これらの役割は、太ももを上げたり、背骨の自然なS字の湾曲を支え、お尻の筋肉を上げる。

 大腰筋と腸骨筋が衰えると・・・太ももを上げにくくなるため、転びやすくなる。高齢者が転倒して骨折する危険性が高くなる。寝たきりや要介護になる原因にも。

 この筋肉は加齢とともに衰え、70代では20代の約50%まで減少。筋肉量が減少すると基礎代謝量(消費エネルギー)が低下し、肥満の原因となる。

 大腰筋を鍛えるエクササイズは、

・立って背骨を伸ばして、太ももを床と並行になるぐらいに上げる。(20回ぐらい)

・仰向けに寝て、膝(ひざ)を伸ばしたまま、左右交互に足を下方に踏み出す。骨盤を動かす要領で。(左右1セットを20セット)
などがあるのですが、

 日常の動作の中で自然に行っている大腰筋を鍛える方法が、”階段を上がる運動”なのです。
 (階段を下りる時は腸腰筋の鍛錬とは違うので、下りはエスカレーターやエレベーターでもよい)

 それで、そんな悟りを得た私は、”階段派”へ変更した という訳です。
 それも2段飛びで、上がっている私なのであ~る(笑)。

 やはり人間は、何か悟りを開くと、苦しいことや大変なことも 楽しみになるのです。

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