2012/04/30
役者になったつもりで、理想の自分を演じよう
●「今日は結婚だけに絞って鑑定をお願いします」 (Aさん)
一昨日、手相鑑定にいらっしゃったAさん(41歳 独身男性)の話です。
鑑定の時、開口一番 「先生、今日は結婚だけに絞って、鑑定をお願いします」と。
実はAさん、私の鑑定は今回が初めてではありません。
前回の鑑定の時は、「今日は仕事に絞って見てください」、と言っていらっしゃった。
このように、しっかりテーマを絞って、それだけ!という方は、ほとんどありません。
皆、見てほしい事が一段落すすると、後は〇〇のこと、〇〇はどうですか、といろいろ質問なさるのが、一般的です。
それだけ今回のAさんには、結婚に関しての意気込みが感じられました。
●まじめなAさん
なかなかハンサムなAさんなのですが、41歳の現在に至るまで 結婚に縁がありませんでした。
いよいよ今春から結婚紹介システムにも入って”婚活”を本格的に始めるにあたり、まずは私に、いろいろアドバイスを聞いてから・・、という事で今日はいらっしゃったのでした。
「手相には結婚がどう出ているだろうか・・」、「吉方位の旅行は何処に行ったら一番良いか・・」、など、結婚に関して自分に出来ることは全てやってみよう、という積極的な気持ちですね。
Aさんは22年間、1度も会社を変わることなく、1つの会社の勤務を続けた性格からも分かるように、本当にまじめだな・・と思います。
●性格の、ここを改めたら文句なし
そんなAさんに、私はこう言いました。
「Aさんって、外見は文句なし。俳優みたいですよ。ただ、まじめ過ぎる感じがもったいないナ~。もっとジョークをいったり、笑ったりしましょうよ。そうすれば、あっという間に結婚は決まります」
なかなか結婚できない人には、自分では気がつかない(他人からはよく分かる)何か理由があるものです。
だから私は鑑定の際に、「〇〇さんは、性格上、ここをこうしたらいいですよ」、というアドバイスをすることも案外あります。
それで私は、Aさんに上記の様なアドバイスをしたという訳です。
●Aさんの一冊のノートに驚く
そんなAさんが、カバンから1冊のノートを取り出し、私に見せてくれたのです。
そこには、「私はまじめ過ぎる性格を改めよう」とか、「笑顔が足りない」、「言葉数が少ない」など、自分で気が付いた欠点が列挙されていました。
「何だ、Aさん分かっているじゃないか・・」。自己分析がこと細かく出来ていることに、私はつくづく感心したのでした。
もっとも、分かっちゃ入るけど止められない。というように、性格の欠点なら、分かっちゃ入るけど直せない、というものです。
でも、ここまで自分の事が分かっているなら、実は後は簡単?なのです。
何故なら、<欠点というのは、自分でまったく気が付かないから、欠点なのですから>。
●自分の欠点が分かったら、もうしめたもの
ですから、自分の改善すべき点が見つかったら、もう90%は直せたと同じ。
後は、<役者になったつもりで、自分にとって理想とする性格を演じればいいのです>。
これで、Aさんの結婚(開運)の日は近い、と確信しました。
という事で、皆さんも、自分の性格の欠点や弱点をノートに書き出して、理想の自分を思い描き、その自分を演じようではありませんか。
いらいらするせっかちな性格なら、まずは深呼吸をしてゆったりとして行動するとか、おどおどして声が小さいなら、2倍の大きさの声を出してみるとか、暗い感じだなと思ったら、ニッコリ笑って皆に一言かけて挨拶してみるとか。
反対の事を演じればいいんです。やってみて下さい!
その内に、それがあなたの性格になります。