2013/03/17
小さい内に大騒ぎしよう。
では大きくなったら?

  どんな大きな事も、必ず些細(ささい)な事から始まる

 何でもそうですが、大きな事がいきなり起こるのではありません。
 必ず、小さい事から始まります。

 例えば火事。大きな火事も、最初はマッチ一本ほどの火から始まります。ですから火が小さい内に素早く対処すれば、簡単に消せます。
 しかし、最初に油断していると、どんどん燃え広がり、一軒どころか何百軒も消失する大火にもなり、消すには大変な労力を要する事になります。被害も甚大ですね。

 話は変わって、こんどは腰が曲がってしまった方のケースはどうでしょうか。
 腰の曲がった人たちは、少しずつ腰を曲げて生活していたか、かがんで作業を毎日続けた結果として、5年10年後にはハッキリ分かるほど曲がってしまったのです。
 早い時期の矯正があれば、短期間で治ったでしょう。

 その他、お酒を飲み過ぎる習慣や、運動不足の習慣の人たちも、続けると良くないと分かっていても、その日に具合が悪くなる訳ではないので、そのまま続けてしまいます。
 やはり病気になって懲(こ)りないと、悪い習慣も変えられない。これが油断の怖いところです。

 そこで今日のテーマは「小さい内に大騒ぎしよう!」 です。
 小さい内や、初めの内に改善するなら、小さい労力で変えることができますからね。

  独身R子さん(25歳)の大騒ぎ!

 ここでご紹介するのは、先日鑑定した、現在独身のR子さん(25歳)のお話です。
 とても印象に残ったので、ご紹介します。

 R子さんは、金融機関に勤めるOLです。
 彼女はお勤めしている内に、社内の同僚や先輩を見ていて、女性には定期的に“結婚の波”が来ることを感じ取っていました。

 結婚の波とは、結婚する事になる年齢の波、のことです。
 こんな風だそうです。

 ・第一波(24~25歳)・・・社会人になって3~4年目に、最初の結婚する波が来る。

 ・第二波(28~29歳)・・・第一波に乗り遅れた人たちが、ここで一斉にドドーッと結婚する。

 それに遅れると、仕事か結婚かどちらかを取り、分かれていく。

 それで、R子さんはまだ25歳(8月生まれ)なのですが、第一波に乗り遅れまいと、頑張っていたのでした。

 いいですね。
 R子さんのように、職場における同僚や・先輩たちの結婚時期を目の当たりに出来、結婚の波を研究できた事は幸せだったと思います。

 今回、私がR子さんに感心したのは、若い内に大騒ぎしているところです。
 このペースなら、近々結婚できるでしょう。

  小さい内に“大騒ぎ”しよう。でも大きくなったら“落ち着いて”

 私は、よくこう言います。

 「小さい内に、大騒ぎしよう。でも大きくなったら、落ち着いて」

 これを、結婚に当てはめると、

 「若い内に、結婚結婚と大騒ぎしよう。でも独身でいい年齢まできたなら、今度は落ち着いて」

 という事です。
 「落ち着いて」、というのは、もう時が経って簡単には済まなくなった事には、闇雲に慌てて騒ぐのではなく、冷静に最善の方法をとって、速やかに解決しましょう、という意味です。

 これは、結婚に限らず、何にでも当てはまる真理です。
 会社の運営、健康、お金の運用、片付けもの、能力の向上 などなど何にでもです。

 何でも早い内に手を打てば、どんな問題も簡単に、小さな労力で解決します。

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