家族の事業計画を聞いたとたん、
結果を直感した、A子さん
鑑定を受けたいと思った10数年前は、
私がニューヨークに居て、断念・・・
「先生にやっとお会いできました」
そうおっしゃる、A子さん(40代)には、次のような経緯がありました。
10数年前に、何かの雑誌で私のことを知り、是非鑑定を受けようとしたところ、当時、私はニューヨークの鑑定オフィスで鑑定をしていました。
「えっ、ニューヨークか・・・」
それで、鑑定をあきらめたA子さんでした。
(電話鑑定もあったのですが、A子さんはご存知なかったようでした)
更にこうも、
「先生、その後の10数年間は、もう滅茶苦茶に大変でした。
それで、やっと大変なのが一段落して、先生のことをふと思い出し、インターネットで調べると、横浜で鑑定をしていらっしゃる・・・、何で今まで気がつかなかったんだろう・・・と思いました」
そう言って、鑑定にいらっしゃったA子さんでした。
鑑定を受けるのも、人それぞれ、タイミングがあるんですね。
A子さんの不思議な体験談
という訳で今日は、先日鑑定したA子さん(40代)の、ここ10数年の間に起こった、不思議な体験談をご紹介します。
10数年前のある日のこと、自分を除く実家に住む家族3人(父、母、弟)が新事業の計画を立て、大いに盛り上がっていました。
それをA子さんは、話が九部九厘決まってから、後で聞かされた形でした。
何でも、実家を担保にして億を超える借金を銀行にし、今ある実家の土地の半分を使って、マンションを建設し、マンション経営に乗り出す、という話です。
当時は、バブル景気に日本国中が沸いていました。
A子さんはマンション経営には反対でしたが、反対しようにも家族はもう聞く耳を持たず、「絶対うまくいくから」と、手続きを済ませてしまっていたのでした。
その時の様子を、A子さんはこう語る。
「その話を聞いた瞬間、目の前のスクリーンに、ハッキリと、実家がザザーッと崩れ落ちる映像が見えました。本当に不思議でした」
その予感(直感)は、当たっていました。
平成元年着工、平成2年2月に完成。つまり日本がバブル景気の頂点(平成2年=1990年)にマンションは完成したのですが、その年に総量規制によって、日本経済は一気にバブル崩壊に突入して行ったのです。
*総量規制(そうりょうきせい)・・・1990年3月に当時の大蔵省から金融機関に対して行 われた行政指導。これによりバブル景気は崩壊へ突入した。
つまりマンションが完成した直後に、大不況がスタートし、事業は完全に行き詰ってしまったのです。
その為、銀行との交渉に駈けずり回ったA子さんでした。
そして、実家は借金の形(かた)に競売にかけられることになりました。
当然、一家全員は実家を出ていかざるを得ないことになってしまった。
結局、実家は取り壊しになり、マンションは残った、という状態です。
ただし、まだ多額の借金が残っているそうです。
A子さんの、家族がマンション事業を計画した時点で見た“実家がなくなるシーン”は、正しい未来予知だったのでした。
という事で、人は人生を左右するような出来事(いい事も悪い事も)が起きる前には、手相や夢、現象、あるいは今日のA子さんのような直感などによる、知らせがあるという事です。
アンテナを張って、しっかりキャッチしていきたいものですね。
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