2016/1/16
実力が付くと、天からハシゴが降りて来る

 世界の歌姫 セリーヌ・ディオンさんの才能を見出した、夫が亡くなる

 昨日のニュースに、カナダ人歌手セリーヌ・ディオンさんの夫で、マネジャーであった、レネ・アンジェリルさん(73)が、がんとの長い闘病生活の末に14日、死去した、という訃報がありました。
 ご覧になった方も、いらっしゃるでしょう。

 今日は、その事から思うことを述べます。

 まず、ニュースの記事を、もう少しご紹介します。

  セリーヌ・ディオンの夫が死去 マネジャーとして才能発掘

 カナダ人歌手セリーヌ・ディオンさんの夫で、ディオンさんの才能を発掘し、マネジャーとしてそのキャリアを支えた、レネ・アンジェリルさん(73)が、がんとの長い闘病生活の末に14日、米ラスベガスの自宅で死去した。

 夫のレネ・アンジェリルさんは、カナダのモントリオールで、レバノン系とシリア系の移民の両親のもとに生まれた。
 歌手として音楽業界入りし、その後コメディアンとなったが、最終的には音楽マネジャーのキャリアに落ち着いた。

 ディオンさんは12歳のときに母親と一緒にデモテープを録音し、アンジェリルさんに送った。
 アンジェリルさんは当時、マネジャー業がうまくいかず苦しい経済状況にあったが、彼女の声に心を打たれて専属マネジャー契約を結び、自宅を抵当に入れてデビューアルバムの資金を確保した。

 アンジェリルさんは生前のインタビューで、
 「あんな声は聴いたことがなかった。私にとって、世界で一番美しい声だった」
 と思い出を語っていた。
 その後、ディオンさんは世界一の大物歌手へと成長した。
 (AFP BBニュース)

  「啐啄同時」 セリーヌ、夫との出会い

 セリーヌと夫・アンジェリルさん、本当に優しい父と娘という感じで、写真など見ると、思わず微笑んでしまいます。

 そのお二人の出会いをみると、浮かんでくるのが次の言葉。

 禅語の、「啐啄同時」(そったく どうじ) です。

 *啐啄同時とは・・・鶏の雛(ひな)が卵から産まれ出ようとするとき、殻の中から卵の殻をつついて破ろうとする。これを「啐」と言います。

 そのとき、すかさず親鳥が外から殻をついばんで破る、これを「啄」と言います。

 そしてこの「啐」と「啄」が同時に行なわれることで、卵の殻が割れ、雛(ひな)が孵(かえ)ります。
 これを「啐啄同時」と言います。
 
 本来、悟ろうとする禅の修行僧に対し、師匠が時の熟すのを見て(これを“禅機”という)、ヒントを与え、悟りに導く様子を述べています。
 
 まさに、才能が付き、世に出ようとする雛(ひな)セリーヌと、それを手助けする夫アンジェリルさんの、出会いの時のようです。
 見事に「歌姫」が、世に誕生した瞬間です。

  実力が付いてくると、必ずチャンスがやって来る

 卵から孵(かえ)ったセリーヌさんの話をしましたが、次のような方もいらっしゃるでしょう。

 「努力を続けているのに、なかなか結果が出ない・・・」
 という人も。

 素晴らしい結果は、自分だけでは生まれません。
 やはり、自分の才能を見出し、世に売り出してくれる人との “出会い” が必要です。

 私はこれまでの経験から、
 <実力が付いてくると、必ずチャンスがやって来る> と確信しています。

 もし努力しているのに、あなたに、まだチャンスが来ていないのなら、それは、
 「まだ、あなたに至べきところまでの実力が付いていない」、という事です。
 その為、まだ時が来ていない。

  努力を続ける

 そう考えて、努力を続けて下さい。
 必ず、あなたに実力が付けば、“天からハシゴ” が降りて来るように、チャンスがやって来るでしょう。

 自分は運がいいとか、悪いとか、人はすぐに考えがちですが、そうではありません。
 実力がある人は、必ず、日の目を見ます。

  私の手相スクール生が、大勢活躍している

 私が主催している「手相スクール」(正式名称「プロ手相家養成スクール」)の話をします。

 私のこの「手相スクール」(手相と方位学を中心に、人相も学べる)では、スクール生の中から、現在までに、私が知っているだけでも、40名が「手相」や「占いの本」を出版しています。

 また彼らの鑑定数ですが、5千人どころか、1万人、2万人、中には3万人の鑑定をした、という有名&人気占い師になっている人たちも、何人もいます。
 (本を出版しているいないに関わらず)

  都内のあるデパートの書店へ行ってみると・・・

 先日私は、都内のあるデパートの書店へ行って、占いコーナーを覗いてみたところ、手相の本が15冊並んでいて、その内の7冊が、私のお弟子さんたちが書いた本でした。
 
 私の本も1冊ありましたから、私を除けば、14冊中7冊が、お弟子さんたちの本。
 (お弟子さんたちは、自書のプロフィールに “手相家/西谷泰人氏に師事”、とはもう書いていませんので、お弟子である事は分かりません)

 彼ら(私のお弟子さん)の中には、1人で5冊も10冊(以上)も書いている人もいますし、40万部とか、20万部のベストセラーを出している有名手相家もいます。
 皆さん、よく頑張っていますよ。
 
  「手相スクール」参加者は、ほとんどが手相の初心者

 そんな人気占い師になった彼らも、元はまったくの素人の状態で、私の「手相スクール」に参加しています。
 
 本人の向上意欲と研究心で、実力を付け、世に出るチャンスを引き寄せ、活躍しています。
 ご参考までに。

 という事で皆さん!
 今日は、セリーヌ・ディオンさんと、亡くなったご主人のお話を元に、「啐啄同時」のお話でした。

 *鑑定日記の感想や、新刊の情報をくださる方は、
   sobunnep@za.wakwak.com までお送りください。
  お待ちしています!

TOPページ