完璧ではない人の方が、愛される
完璧な男性より、母性本能をくすぐる男性がモテる？
完璧な男性や女性が一番モテるかというと、意外にそうではありません。
近づき難い、とか息苦しい・・と思われて、ついつい敬遠されてしまうケースが少なくないのです。
反対に、（女性から見て）どこか頼りなさそうな、私がついていないとこの人ダメだわ・・、と思うような男性が、母性本能をくすぐって、実によくモテたりします。
芸能界にもいますね。キム兄といっても、木村拓哉の兄ではなくて、全然見た目は違うけれど、モテてモテて今年結婚４回目！女優に逆プロポーズされる、なんていう５０歳近いお笑いタレントが。
この人は「頼りなさ」ではなく、「危なさ」で女性を引き寄せていますね。
会社のトップも、優秀さだけでは人がついて来ない
また会社のトップも、容姿から知識まで完璧な人物が人望があるかといえば、これもそうではありません。
というのは私は以前、出版社・経済界の月刊誌の手相鑑定コーナーで、日本を代表する財界人のトップをたくさん鑑定して来たました。その経験から言いますが、大企業の代表である彼らは、確かに立派な人たちで風格がありましたが、その中に、どこか親しみやすい、あるいは抜けてるような面白さを持った人がたくさんいました。
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心理学者の渋谷昌三氏の著書の中に、次のような下りがあります。
時には三枚目を演じて、人の心を解きほぐせ
誰が見てもきわめて優秀な人物だと思える人が、大事な話をしているときにコーヒーカップをひっくり返して自分の服を汚してしまう。こんな場面を目撃した人は、この人物をどう評価するかということを見ようとした実験がある。
この結果、多くの人は失態を演じたこの人物を好ましいと感じたという。
普段から人々に優秀だと思われ、能力の高さを認められている人間が意外な失敗をした場合、その人物は軽蔑の対象になるどころか、むしろ「あの人も（私たちと同じ）普通の人間だ」 と親近感を与え、人間味を感じる。
つまり、 失敗が普通の人間の証明となり、それがよい印象、好感を生むのだと思われる。
『心理学応用・思いどおりに人を動かす法』（渋谷昌三 著 日本実業出版社刊）より
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という事で今日は、＜完璧ではない人の方が、愛される＞、というお話でした。
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