2012/09/01
失敗続きの人生から、
幸運な人生に転換する方法
幸せを追いかけていくと
“幸せ”ということについて、心理学者のウエイン・W・ダイアー博士が、
『自分のための人生』の中で次のようなたとえ話を述べています。紹介しましょう。
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子猫が自分のしっぽをつまえようとしているのを見て、大きな猫がこう尋ねた。
「どうして自分のしっぽをつかまえようとするの」
子猫が答えた、
「猫にとって一番大事なのは幸せで、その幸せをは僕のしっぽだってことがわかったんだ。だからつかまえようとしてるの。しっぽをつかまえたら、きっと幸せになれるんだ。
するとその年取った猫が言った。
「坊や、私もそういうことに関心を持ったときがあった、私も幸せは自分のしっぽにあると考えた。けれど気がついたんだよ。しっぽは追いかけると決まって逃げていく。でも、自分の仕事に精をだしていると、しっぽは私がどこへ行っても必ずついてくるみたいだよ」
(『自分のための人生』 ウエイン・W・ダイアー著
渡部昇一訳・解説 三笠書房 刊)
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これで不運から、幸運に風向きが変わった
日本の大実業家の一人となり、政治家としても活躍した、西武グループの創業者、堤康次郎氏に、こんな話がある。
康次郎は若い頃、実業家を目指し、野心に燃えて、郵便局、鉄工場、雑誌の経営、真珠の養殖などつぎつぎに手を出すが、これがことごとく失敗する。
自分には商売の才能が無いのか・・・さすがの自信家だった康次郎も落ち込んだのでした。
それであるとき気がついたのです。
自分は儲けようとばかり思っていたのが間違っていたんじゃないか。それが失敗の原因ではなかったかと。
それで康次郎は、それ以降180度生き方を変えて、『感謝と奉仕』を生活信条とすることにした。
例えば、大戦中、大戦後にかけて、都内の糞尿処理対策や流木対策に西武グループを挙げて対処し取り組んだのでした。
そんな人が誰も嫌がってやらない事をやっていると、なぜか運の風向きが変わってきて、次々に成功していくことになった、と言っています。
今日の話が、皆様の参考になれば幸いです。
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