2015/10/2
大投手・村山実は、手が異様に大きかった。
これを手相で解説すると・・・
大投手・村山実の秘話
今週号の「週刊現代」には、大投手・村山実についての特集記事が載っていました。
若い世代の人には、村山氏はなじみがないでしょうが、今日は“手相の秘話”として、ご紹介します。
*村山実・・・’36年、兵庫県に生まれる。関西大学から’59年に大阪タイガースへ入団。
数々の名勝負を残した名投手。「ミスタータイガース」 と称された。’59年、’66年に沢村賞を獲得。
’72年に引退。’98年没。
その村山実氏について、こんな興味深い話が。
村山実の手は、異様に大きかった
対談には、村山実氏をよく知る、元阪神の和田徹(捕手)、元阪神の藤井栄治(外野手)、そして巨人の柴田勲(外野手)の3名が登場します。
以下、週刊現代より。
柴田:直球は重く硬い。そして、何といってもあのフォークです。
藤井:いろんなフォークを投げ分けていた。
柴田:3種類ありましたね。スライダー気味に変化するもの、シュート系のもの、それに、落差の大きいストンと落ちるフォークです。
和田:本当に自由自在だった。
柴田:とにかくコントロールがいいんだ。多くの投手と対戦したけど、あそこまで両サイドにフォークを投げ分けられるピッチャーは他にいなかった。
藤井:あれだけ巧みにフォークを操れた理由は、異様に大きかった手にあるだろうな。
身長はさほどでもないのに、「天狗の羽団扇(うちわ)」 と呼ばれる八手(やつで)の葉みたいだった。
・・・・・・・・中略・・・・・・・・
和田:ただ、マウンドでは荒々しいイメージがありましたが、普段は穏やかで周囲に気配りをされる方でしたよね。
藤井:繊細な人だった。特別なときはサインも筆書きで。判子(ハンコ)を捺(お)してわたす。ちょっとしたことでも、お世話になれば必ず礼状を出していた。
後輩の結婚相手や、家の面倒も見た
和田:後輩の面倒見も良かったですね。
藤井:実は、妻も家も、村山さんが世話してくれたんだ。
柴田:そうなんですか。
藤井:ある日突然、村山さんから「おい栄治、行こうか」と連れられて行ったら、お見合いだった。それでホントに結婚。
和田:家は?
藤井:これも突然、「ちょっとついて来い」と言われて不動産屋へ。それで購入。その家に今も住んでるんだから感謝しているよ。
*注〈西谷〉-家購入の際、お金がないと言うと、村山さんが会社に交渉してくれて、お金を借りて買えたそうである。
(週刊現代 2015.10.10号 「涙のエース村山実を語ろう」より)
これが、村山実投手の記事です。
西谷泰人の手相解説
大きな手の持ち主・・・繊細で、手先が器用、細かい、気配りの人、優しい、真面目、用意周到。これが特徴です。
反対に、小さな手の持ち主・・・大胆で、リーダーシップが取れる、親分肌。英雄タイプ。小さい事にはこだわらない。マイナスに出ると大雑把、綿密さに欠ける、となる。
手の大小の特徴は、一見思う印象とは、反対ですね。
という事で、手の大きい人、小さい人の、実例と解説でした。
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