2013/06/29
大変なことをやり遂げるには、
“細切れ作戦”がいい
友人の男性にお金を貸したA子さん
昨日鑑定したA子さん(50代)からお聞きした話です。
A子さんには、長年仲の良い友人の男性がいました。
ある日、その男性からA子さんは借金を頼まれたのですね。
「A子さん、お金を貸してくれないかな・・」 と。
A子さんは、40万円程でしたので「いいですよ」と、貸すことにしました。
でもその男性は、「返すから・・・」 と言いながら全然返さない。
「今度、必ず返すから・・・、もう少し待ってください」
そう言うのですが、それでも返してこない。
それで最後に、A子さんが、
「もう貸したお金はあげるから、返さなくていい」 というと、逆に怒って? 音信不通になったというのです。
(へんな男性ですね)
これなども、「金の切れ目は縁の切れ目」 のパターンです。
上手な借金の返し方
この男性は、借金の返し方を知らない人です。
というのは、借金は、まとめて返そうと思うとなかなか返せません。
借金は、返せるときに、3万円でも、1万円でも、難しい時は5千円、いや3千円でも返していくことです。
そうすると、やがて40万円が返し切れます。
“細切れ返済法”の長所は
この少しずつでも返す、“細(こま)切れ返済法”の良いところは、
少しずつ借金が減っていくことで、返済者に元気が出てくることです。
40万円が、32万円になり、28万円になり、23万円になり、18万円になり…という具合に減っていくと、返せる意識が強くなるし、肩の荷が軽くなる。
それに、少しずつでも返していると、貸した相手も、一生懸命に返している返済者の誠意を感じて、優しい気持ちになります。
これを全額、一遍にまとめて返そうとすると、例え20万円あっても、30万円あっても、満額に足りないと返しませんから、返すチャンスを逃します。
この方法は他の事にも応用できる
この“細切れ返済法”は、借金のみならず、仕事や掃除ほか、何にでも使えます。
仕事にしても掃除にしても量が多い場合、一遍にやろうとすると大変過ぎ・・・と思ったり、まとまった時間が取れないから・・・と思ってあきらめて、結局やらないままで年月が過ぎます。
でも、「どんな大変そうな事でも、チョッとずつやれば何時かは終わる」、というものです。
皆さんも、この話を参考に、やり遂げたいのになかなか進まない物事があったら、“細切れ作戦”でやってみてください。
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