夢判断は病気発症を知らせるサインにもなる
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2022/11/9
夢判断は病気発症を知らせるサインにもなる
夕刊フジに、『世界の必読健康リポート』というコラムがあり、その中に「高齢者の悪夢はパーキンソン病発症のサイン？」
という健康リポートがありました。
そこで、夢判断の本も2冊出版している私・西谷泰人は、早速、興味深く、じっくり読んだのでした。
本日の鑑定日記では、この記事と私のトークを交互に織り交ぜながら、以下、解説していきます。
高齢者がみる悪夢はパーキンソン病発症のサインである可能性、バーミンガム大学研究
西谷：このバーミンガム大学、前から思っていたのですが、ペパーミントガムみたいな名前ですよね。
そんなことはどうでもいいか。失礼しました。
高齢者の悪夢はパーキンソン病？ 見ない男性より見る男性はリスク3倍
悪夢は誰にとっても不安なものだが、高齢者の悪夢はパーキンソン病（PD）発症のサインである可能性のあることが、「eClinicalMedicine」に2022年6月8日掲載された論文で報告された。
論文の著者である英バーミンガム大学ヒト脳健康センター（CHBH）のAbidemi Otaiku氏は、
「この研究は、夢から脳の構造や機能に関する重要な情報を得られることを示すものだ。夢が神経科学における重要な研究分野となる可能性がある」
と話している。
西谷：手相もそうですが、夢もようやく科学者たちの研究や実験から、科学的に、脳からの情報が得られるものである、と気付き始めたのは喜ばしい事です。
過去の研究では、PD（パーキンソン病）患者は一般の人に比べて、悪夢を見る頻度の高いことが報告されている。しかし、PD発症リスクの指標として悪夢を用いることについては、これまで検討されていなかった。
西谷：なるほど。未来にパーキンソン病にかかる人は、多くが病気（未来の不運）を予知して、良くない夢（凶夢＝悪夢）を観ていたのですね。
今回の研究では、米国で実施されたコホート研究（Osteoporotic Fracture in Men Study）に参加した3,818人の高齢男性（平均年齢77.0歳）のデータが分析された。
悪夢を頻繁に見る人は、見ない人の３倍以上の発症
これらの男性は、研究開始時に睡眠に関する詳細を含めた幅広い情報を提供しており、368人（9.6％）が頻繁に（週に1回以上）悪夢を見ることを報告していた。
12年間（中央値7.3年）にわたる追跡期間中に91人（2.4％）がPDを発症した。
ロジスティック回帰モデルを用いた解析の結果、研究開始時に悪夢を頻繁に見ると報告していた男性でのPDの発症リスクは、悪夢を頻繁に見ていなかった男性の2倍であることが明らかになった（オッズ比2.01、95％信頼区間1.1〜3.6、P＝0.02）。
研究開始後5年間に悪夢を頻繁に見ていた男性でのPDの発症リスクは、頻繁に悪夢を見ていなかった男性の3倍以上であった（同3.38、1.3〜8.7、P＝0.01）。
しかし、それ以降の7年間では、頻繁な悪夢とPD発症との間に有意な関連は認められなかった。
パーキンソン病の症状が現れる数年前から、悪夢を頻繁に見るようになる
こうした結果からOtaiku氏は、
「高齢者では、振戦、硬直、動作緩慢などの典型的なPDの症状が現れる数年前から悪夢を頻繁に見るようになることが示唆される」
と報告している。
Otaiku氏は「高齢になって明確な誘因もなく夢に変化が現れた人は、医師の診察を受けるべきである」
と付け加えた。
西谷：このように、未来の不調を、夢が悪夢（凶夢）という現象で予（あらかじ）め知らせてくれているのですね。
こうした夢についてのさらなる研究と分析が進み、いろいろな病気の発症を、夢で未然に防げる時代が来ることを、願っています。
という事で皆さん、いい夢を見て、今週も激しく盛り上がって行きましょう～！
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私の作曲家名は、Nickyで記載。
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