2015/8/3
夏休みだ! 自然と触れ合おう

  夏休みといえば!

 今年も8月に入り、日本全国、真夏日の毎日です。

 私の子供の頃は、「夏休み」 といえば、もう、山だ! 海だ! 川だ! と、自然の中で思いっ切り遊んでいたものでした。
 私の故郷、鳥取県倉吉市は、山にも海にも、川にも近い、自然に囲まれたいい場所でした。

 ですから、私も友だちも夏休みになれば、みんな日に焼けて全身真っ黒。

 そして私は、「将来は昆虫博士になる」、と公言していたぐらい昆虫に夢中でした。

 当時の夏休み期間は、7月25日~8月25日の1ヶ月間が恒例でした。
 ですから私は、もう7月に入った頃からは、授業も上の空。

 夏休みに入ったら〇〇をして・・・、〇〇をして・・・、〇〇を・・・、と毎日、いかに楽しく遊ぶかばっかり空想していました。

  祖母の里が、大自然の中で・・・

 祖母の実家が、大自然の中の田舎だった事で、小学校の低学年の夏休みには家族で行き、馬車に乗せてもらって山道を通ったりもしました。
 おじさんに連れられて、姉二人と、私と、親戚の子供と乗せてもらって。

 山道の木々の葉っぱの合間から、木漏れ日がキラキラと輝いて・・・。いまでもハッキリ覚えています。

 そして、家の前の小川では、小さな鯉やフナを手づかみで取りました。

  何もないのが、かえって良かった

 当時は、塾や進学校の受験なんてない時代でしたし、インターネットもない時代でしたから、自分たちで楽しくお遊ぶ方法を、いろいろ編み出していました。

 水道にホースをつなぎ、ビニール袋に小さな穴をあけて庭の木につるし、シャワーにして、海水パンツで浴びる。
 それだけでも、すごく面白い物を発明したぞ!と言って、隣近所の子供たちを呼んでワーワー騒ぐ。

 これは、脳がベストの状態で発達していた、ようです。

  子供への最高の教育

 ところで最近は、ニートや、働かないとか、自立しない人たちが、20代だけでなく、30代、40代、50代にまで、本当にたくさんいます。
 私の鑑定には、そう行った相談も、少なくありません。

 これは脳科学的に見て、“子供への最高の教育” といわれる、自然の中で遊ぶことを、怠ってきたツケとも言えます。

 京都大学名誉教授で、脳研究の第一人者の大島清氏(88歳)は、こう述べていらっしゃいます。

  自然の中で遊ぶことが“最高の教育”

 「親が子供にしてやらなければならない事は、“動物脳”を健やかに育てるという事です。

 “動物脳” とは大脳辺縁(だいのう へんえん)系や脳幹(のうかん)など脳の古い部分を指しますが、ここが子どものうちにいい刺激を受けていないと、人間らしいたくましさに欠けるばかりか、無感動なつまらない大人に成長してしまいます。

 “動物脳”を育てるには、まず会話が普通に交わされる良好な親子関係が大切。

 そして、なるべく余暇には子供が自然にふれあえるような機会をつくってあげてください。
 親子で野山、海、川へ行くのもいいでしょう。

 草木の匂いを嗅(か)ぎ、土に触れ、風や波の音を聞く。そして飯ごうの飯をみんなでほうばった後、夜は満天の星を仰ぎ見る。
 こんな自然を通して送り届られた刺激ほど“動物脳”を心地良くさせるものはありません。

 そして自然以上に、子供の好奇心や探究心をくすぐるものはありません」(大島清 教授)

 という事で、今年の夏休み!
 皆様は、どこへ行きますか?

 行先が吉方位で、自然がいっぱいなら、もういう事ないですね。

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