2015/6/09
同姓同名の2人にみる
“偶然の一致” の話

  生年月日、時間、出生地が同じ。
  あるいは名前が同じだと、運命が似る

 「生年月日・時間+生まれた場所」が同じ人同士は、極めて似た人生になる、という話は、私の著書や、この鑑定日記で紹介しました。

 一卵性の兄弟・姉妹が、生まれてすぐに里子に出されて、それぞれ音信もなく別々に暮らしていると、もうビックリするぐらい人生が酷似しているケースが多い。
 (選ぶ職業から、離婚の有無、子供の数や男女の順、身体の弱点、ペットに付ける名前まで同じなど)
 
 ただしそんな一卵性の兄弟でも、一緒に暮らしていると、互いに似たくないと反発し、人生が段々異なってきますが。

 そんな生まれた年月日・時間。場所が同じだと、酷似した人生になる話は、『年を取るほど時間は速く進む』(西谷泰人著 創文刊)で、詳しくお話ししていますので、ご参照頂くとして。

 今日は、「同姓同名」の人同士は運命が似る、というお話です。

 次のような話がイギリスでありました。

  3時間違いの結婚式

 1984年8月11日、イギリス、テットンホールのある協会で、一組の結婚式が行われました。

 花嫁の名前はカレン・ドーン・サウスウィック。
 花嫁の父親の名前はアルフレッド・G・サウスウィックでした。
 式は、とどこおりなく終了し、新郎新婦はハネムーンに旅立って行きました。

 さて、挙式が終わった3時間後の事です。
 その教会で、もう一組の結婚式が行なわれました。

 その花嫁の名前は、カレン・ドーン・サウスウィック。
 ついさっき式を挙げた花嫁と“同姓同名”の、別の女性だったのです。
 そして花嫁の父親の名前も、これまた同じ名の、アルフレッド・G・サウスウィックだった。

 この(同姓同名の)2名同士は、まったくの別人ですし、互いの面識は全くありません。

  名前の持つ宿命がある

 これは、人の名前が持つ、宿命パワーというべき力により、
 「カレン・ドーン・サウスウィックという名前の女性は、1984年8月11日に、教会で結婚式を挙げる」

 というように、プログラミングされていた、と考えられます。

 ここで一つ付け加えておくと・・・。
 結婚式というのは、誰もがいつでも挙げられる、というものではありません。相手あってのものです。

 という事は、両カレンさん共、好きな男性が見つかって、恋に落ちて、結婚を約束して、それから結婚式を挙げる(挙式の日取りを決める)訳ですから、なかなか偶然に同日に式を申し込む、という事は出来ないでしょう。すごい偶然の一致です。

 それだけでは、ありません。
 父親のアルフレッド・G・サウスウィックさんという名前の人も、1984年8月11日に、娘の結婚式に出席する、というようにプログラミングされていた、という事です。

 花嫁だけでなく、父親も同姓同名だった為、より固く、運命が似たのだと思います。
 その為に、こんな世界のニュースになるほどの、偶然の一致になった。

  人は、プログラム通りに人生を生きている?

 別の考えをすると、人は皆、ある程度決められたプログラム通りに生きているのですが、そんな事はつゆだに思いません。
 しかし、同姓同名の人が、同じ日に、同じことをすることを見せて、実は人にはプログラムがあるんだよ、と考えさせている、とも考えられます。

 人の運命は、不思議で面白いものですね。

 という事で今日は、運命についてお話ししました。
 
 ※人の名前にまつわる話は、『未来予知はできる』(西谷泰人著 創文刊)第三章でお話ししています。ご参照ください。

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