2016/3/20
初めから出来ない人が、多く大成している

 サンケイスポーツの記事より

今日、サンケイスポーツ(サンスポ)を読んでいると、白鵬が昨日(19日)の勝ちで 元小結大潮と並び、歴代3位の通算964勝を挙げた というニュースが出ていました。
 (本日20日も白鵬は勝ち、単独で、歴代3位の通算965勝となる。尚、優勝回数はこれまで35回)

 そして、そんな立派な成績を挙げる横綱・白鵬だが、日本に来た当初はどうだったのかを、見てみましょう。
 本日の記事に、白鵬が来日した当時の話も出ていました。 

 以下、サンスポの記事より抜粋。

  元小結・大潮に並んだ! 史上3位

 ・・・白鵬が、成功を夢見て異国に来た、原点を思い出す。

 平成12年10月、15歳だった白鵬少年は大相撲入りを目指す母国モンゴルの仲間6人と来日。

 大阪・大東市にある摂津倉庫で相撲を教わりながら、親方衆のスカウトを待った。
 約1ヶ月後、一番先に足を運んだのが、元大潮の先代式秀親方だった。

 朝稽古後、横綱(白鵬)は遠い目をして振り返った。

 「できるだけ(日本に)残りたかった・・・」。

 同親方は2人の若者を選び、結局、白鵬は残り一人になるまで勧誘されず、その後1ヵ月間、傷心のときを過ごす。

 「2人がウキウキしている姿をみて、若いなり、15歳の少年なりに 『よーし、みてろよ』 と思ったね」

 恨み、つらみではない。多感な少年の思いが、いちずに勝負魂を育んだ。

 「ここまで来るとはね・・・」

 (サンケイスポーツ 2016年3月20日 日曜日版 8面より)

  モンゴルからの仲間の中で、一番、ダメそうに見えた白鵬少年が・・・

 モンゴルから相撲取りになりたくて、一緒に日本にやって来た6人。
 その中で、相撲のプロの眼でも、一番将来性がなさそうな少年が、白鵬少年だったという訳です。

 人の才能や運というのは、初めの頃には分からないものです。
 
 それでは、もう1人、コメディアンの萩本欽一さんの話。

  萩本欽一 さんも、デビュー前に “ダメだし” をされた

 日本の芸能界を、コント55号で席巻した、コメディアンの萩本欽一さんは、デビュー前にお笑い芸能関係の研修所に入りました。

 そこで、指導役の先生から、こう言われたそうです。

 「普通、ここで研修したら、才能のある者は1ヵ月で才能が見える。遅い者でも、3ヵ月で分かる。
 君(萩本)の場合は、3ヵ月以上経っても、全然見えてこない。
 悪いことは言わない、この世界(お笑いの世界)をやめて、他の仕事に就いた方がいい」

 そこまで言われても、止めずに続けた欽ちゃんは、その後、相方となる坂上二郎さんと出会い、コント55号でお笑いの大ブームを巻き起こしました。

  その人の未来の活躍は分からない

 それぐらい、人の才能や運は、はた目には分からないもの、という事です。
 (そこで手相で潜んだ才能を読む、という事が価値を持つ訳ですが、ここでは省略)

 人には何かやる時に、大きく分けて、
 「初めから出来るタイプ」と、
 「初めは全然、あるいは余り出来ないけれど、努力して人一倍出来るようになるタイプ」 

 があります。

 もし皆さんが、やりたい事であるのに、最初は人より全然出来ない様だったら、今日の話を思い出して下さい。そして、

 「よし、今は人より出来ないけど、自分は人の3倍努力をしよう。そうしていると、きっと自分はメキメキと才能が出てくるタイプなのだ!」
 そう信じて下さい。

  3年、努力してみよう!

 その、大いに努力して、チャレンジする期間は、「3年間」 と決めてやるといいでしょう。
 運がある分野なら、3年で開くからです。

 という事で、今日のお話は終了です。
 参考になれば幸いです。

 *才能の見つけ方、掘り出し方についての内容は、
 『人と同じじゃ意味がない』』(西谷泰人著 創文刊)で。

 また、努力を続けていると、努力は3年で実を結ぶ、などの話は、
 『時間を上手く使える人、使えない人』(西谷泰人著 創文刊)で、詳しく述べています。
 ご参照ください。

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