2012/06/10
優秀な者が三人そろえば、
世界を変えられる

 一人で世界を変えることができるか

 もう15年以上前になるでしょうか。サッカーの元・日本代表選手で、解説者の金田喜稔さんとイギリスに旅行した事があります。

 旅の目的の一つは、英国サッカーの英雄、ボビー・チャールトン氏に会って、手相を見る事でした。
 (その時の手相鑑定の様子は、私の『的中手相術』(創文 刊)の巻頭のカラーグラビアでご紹介しています)

 その旅の途中で、金田さんと二人で話している時、こんな会話に。

西谷 「金田さん、サッカーの試合では、優秀な選手が何人居れば
    試合を支配できますか?」
金田 「三人ですね。三人居れば支配できる」
西谷 「二人じゃダメですか」
金田 「やはり三人です。二人では足りない。
    三人居れば試合の流れを作れるんです」

 このように、三人必要、というのが答えでした。

 物事の基本 真・添・控

 生け花の基本は、真・添・控(しん・そえ・ひかえ) です。
 真は軸。添えは真に添え、控えを足す。
 真・添・控は、色々呼方を変えて、さまざまな流派で行なわれています。

 池坊では、真、副、体が基本。
 「真・副・体(しん・そえ・たい)」と呼ばれる三つで、生けます。
 小原流では、主枝・副枝・客枝(しゅし・ふくし・きゃくし)と分け、副枝は主枝の3分の2、客枝は主枝の2分の1となっています。

 これを組織に当てはめると、チームワークが秀でた、強力陣営です。

 そう考えると、サッカーの場合も、三人上手い選手が揃うことが結果を作ります。

 大体発展している会社、お店、企業や組織は、この様に三人優秀な人が自然にそろって居るハズです。
 二人じゃ足りない。一人ではムリ。

 今日、食事に伺った和歌山城南にある、老舗料亭のあおい茶寮も、社長がいらっしゃって「真」、奥様が女将「添え」、そしてお嬢さんが「控え」で、とても発展していました。(今日私は、その三名の皆様とお会いしました)

 やはり、物は3脚で初めて立つ事ができるように、三人居れば支えられるし、成り立つという事でしょう。

 皆様の参考になれば幸いです。

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