2012/03/28
傍にいる人間の影響は強く受ける

●お腹に子供が宿ると、母親の食の好みが変わる

 皆さんはこんな話を、母親から聞いた事はありませんか?

 例えば、A子さんのケース
 以前 鑑定した、OLのA子さん(25歳)から聞いた話。

 彼女の母親が、こう言っていたそうです。
 「お前(A子)がお腹に宿ったときから、やけにマグロが食べたくて、毎日すし屋に通ったよ。それでA子を産んだ途端に、元のマグロが苦手な自分に戻ったんだよ」

 そして生まれたA子さんは、子供の時から 超の付くほどマグロの刺身好き、トロなんていったらもう目がキラキラ~!と輝くほど大好きな女の子だったのです。

 これなど、母親は自分の好みが明らかに変わった事が分かります。
 胎児には、すでに意識があり、それが母親に影響している事を示す、分かりやすい例です。

 佐藤さんのケース

 私が今まで会った知り合いの中で、もっとも甘党の佐藤さん(33歳 男性)のお話です。

 佐藤さんは、ぜんざいなら丼に山盛り、チョコレートなら板チョコ2~3枚ぐらいペロリッ! 饅頭・ケーキなら一人で一度に大箱入りをたいらげ、次の日にもまた(甘い物が)食べられる、という大の甘党です。

 その佐藤さんの母親というのが、これがまた大の付くほどの”甘いもの嫌い”の人で、甘いものには一切手を出さないという人だったそうです。

 ところが、佐藤さんがお腹に宿ってからというもの、そのお母さんは毎日、ぜんざい屋に通ったといいます。
 もう、食べたくて食べたくて、毎日ぜんざい屋に通った。

 ところが、彼が生まれた日から、またピタッ!と甘いものを受け付けない、甘い物大嫌いな自分に戻ったそうです。

 このように、胎児がお腹にいると、母親は、自分の好みや思考まで変わってしまうのですね。

 それにしても、超甘党の彼が、ちゃんと「佐藤」(さとう)さん」の家に宿る、というあたりが、実にうまく出来ていますよね(笑)。

 ●笑いとユーモア、夢と希望 etc…..持つ人になろう

 今ご紹介した話は、<人は、傍にいる人の意識の影響を強く受ける>、という証になるでしょう。

 これが分かると、発想の転換で、次のような応用ができます。

 子供を宿した母親(そばに居る父親も)は、読書したり、いい音楽を聴いたり、芸術に親しんだり、仲良くする事が、胎児にいい影響を与える、と。
 そして お腹の子供に思いが影響するのですから、母親や父親は、努めていい気や世界をかもし出すことが肝心です。

 ですからイライラしたり、むやみにヒステリーを起こしたり、気落ちしたり、不安を抱いてはいけません。

 笑いと、ユーモア、そして夢と希望、向上意欲、愛情・・など、プラス思考で思ったり実行したりしましょう。そうすれば、おのずと いい精神状態の子供が産まれるでしょう。

 そして、親と胎児の関係に止まらず、親と子、家族、人と人の人間関係にまで目を向けてみましょう。

 あなたの見えない所で振りまいている心の世界が、他の人に多大な影響を及ほしている、という所まで。

 ですから、お付き合いをする人を選び、運のいい人と付き合おう。運の悪い人は避けよう、という事になります。
 そして あなた自身も、努めていい気、いい世界を周囲の人に発信する。
 これが大切です。

*今日お話した、<人の発する”気”はお互いに強く影響し合う>、という話は、拙著『人生は三度チャンスがやって来る』(創文刊)で、詳しくお話しています。ご参照ください。

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