2014/6/06
何事も、最初が肝心

  最初に受けた印象が、後々まで響く

 第一印象(ファーストインプレッション)が後々まで影響する、という事は、よく言われることです。

 心理学の実験でも、最初にいい印象を受けたら、後から出てきた欠点は、ポジティブに受け取ってもらえるという結果が出ています。

 例えば初対面で、高級感のあるスーツで、身なりもきちんとしている(お金持ちの)男性だな・・・と受け取られたら、2回目のデートで、ラフな格好をしていても、本当はお金持ちなのに、見せないようにしているんだわ、と良い方に解釈される、というものです。

 最初の印象は強く残り、後々の判断に大きく影響し続けます。
 ですから、最初のデートでは時間に遅れないとか、清潔感のある、センスのいい洋服で臨みたいものです。

  汚い部屋で撮った写真と、
  整理整頓された部屋で取った写真の、
  人物評価の結果は

 それに関連したもので、マスローとミンツの、次のような実験があります。

 同じ人物の顔写真ですが、物が散乱している部屋で撮った顔写真と、キレイに整理整頓された部屋で撮った顔写真を見せて、その人の人物評価をしてもらうという実験です。

 すると、キレイな部屋を背景にして撮った顔写真の方が、ずっと好印象だったのです。

 それはそうでしょう。キレイな部屋の良い印象から想像が膨らんで行きますから、人物評価もクリーンな印象から入り、全ての事が良い方に解釈されます。

 反対に、汚い散乱した部屋が背景だと、悪い印象から想像が膨らんで人物評価もダーティー(汚れた)、嫌な評価になってしまうという訳です。

  最初にベストを尽くすことが、賢明な生き方

 このように人の心理には、最初受けた印象が、後々まで大きく影響しますから、最初の印象が良くないと、挽回するのにかなりの苦労をします。

 つまり、最初にベストを尽くすことが、最小の労力で最大の効果を発揮する、賢明な人の生き方、という事です。

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