2010/05/13
 今日は皆さんがビックリする話です!

●皆さんは知っていますか?

 今、日本では大変な問題が起こっています!
 それは、宮崎県で10年ぶりに発生した口蹄疫(こうていえき)感染の問題です。4月20に農水省が発生を正式に認めました。

* 口蹄疫(こうていえき)・・・家畜の伝染病のひとつ。偶蹄類(牛、水牛、山羊、羊、鹿、豚、猪、カモシカなど)やハリネズミ、ゾウなどが感染するウイルス性の急性伝染病。

 この病気は伝播力の高さ、罹患した動物の生産性の低下、幼獣時の高い致死率という特徴を持つ。罹患した家畜は他の家畜への感染  拡大を防ぐために、先進国では発見され次第殺処分される。
 また他地域の家畜への伝播を防ぐため、地域・国単位で家畜の移動制限がかけられることから、広い範囲で畜産物の輸出ができなくなってしまう。これらによる経済的被害が甚大なものとなるため、畜産関係者から恐れられている病気である。

 現在 宮崎県では口蹄疫問題で殺処分されることになった牛・豚が77,000頭に上り、20万から30万頭まで増えるのではないかと予想されています。

 酪農家の方々が悲痛な思いでいることはもちろん、地域全体の経済が壊滅するかもしれない大問題なのに、現在に至っても、マスコミでは正しく報道されていないのが現状です。
 その為、ほとんどの日本国民が知らない、と言ってもいいでしょう。

●書いてない・・・、歯科クリニックで驚く

 私は今日、久し振りに歯のクリーニングの為、歯科医院に行きました。
 私はそこで順番を待っている間、待合室に置いてある新聞3誌(読売新聞、朝日新聞、日経新聞)に、どれ位この口蹄疫のニュースが取り上げられているかな・・と思い、読んでみました。

 驚きましたね。びっくりしました!
 今日のどの新聞にも、1行たりとも、この大ニュースの事が書いてないのです。
 テレビも、新聞も、ラジオも、この問題を毎日、特集で流しても良いぐらいの大事件なのに。

 10日あたりから、ちょっとだけ新聞は報道しているようですが、扱いが小さすぎると思います。

 何でも民主党政府がマスコミに、報道を自主規制するように働きかけているそうで、宮崎県の被害現場に取材にさえ、マスコミは行っていません。完全で詳しい報道こそが、風評を防ぐ一番いい手段なのに、政府は報道管制を敷いている。

 それは何故か。それは政府の対応のずさんさ、遅れを隠すためではないかと思います。選挙のために。

 私がこの事件を知ったのは、チャンネル桜のインターネット放送SO-TVのニュースを見たからです。農家が隠し撮りをして送ってくれた、殺された豚の写真など・・も見ました。

 担当である赤松農水相(民主党)は、現地に視察することはないまま、あろうことか、4月30日から8日間も海外への「外遊」。用事といえば1件くらいで、8日間のほとんどは不要不急の親善訪問。

 その間、赤松大臣の代わりに臨時の大臣になっていた福島瑞穂(宮崎県出身)は、対策は何もせず、自衛隊出動の邪魔だけをした。

 鳩山首相は沖縄へ行ったけれど、宮崎県は素通り。
 その間に、殺処分対象の家畜がどんどん、増えていきました。

●災いには、小さな内に大きく騒げ

 災いの種は、小さな内に大きく騒ぎ、すばやく手を打って消し止める。これが最良の方法です。
 10年前の自民党政権時代は、宮崎県で発生した口蹄疫に対し、江藤隆美議員がただちに対策を立て 実行したおかげで、殺傷処分は35頭で済みました。

 民主党の小沢一郎幹事長は5月7日に、ついに宮崎入りしました。
 宮崎県民は、遅すぎるけれど、やっと来てくれたのかと、それまでの怒りをおさえて迎えてみたら、小沢一郎は次の参議院選挙の選挙協力を知事にお願いしに来ただけで、選挙以外の質問は一切受け付けないという記者会見を終えてさっさと帰っていったのデシタ。(もちろん口蹄疫の件は一切触れず)

 こんな、宮崎県の一大事の時なのに、選挙の票集めしか していないなんて・・・。

 宮崎県の酪農農家はもちろん、地域の何十万という人たちが仕事、収入、生活、家族の存続の危機に瀕しています。

 市場に出回っている宮崎県産の食品は安全ですから、皆さんが宮崎県産のものを買ったら、それは宮崎の皆さんを助けることになります。私も明日、何か宮崎のものをスーパーで買おうと思います。

 今日は民主党政府とマスコミのありように、余りに呆れかえったものですから、書かせてもらいました。

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