2011/4/15
 今年は結婚ラッシュの年になる


●テロや震災後には、婚約・結婚が急増する

 今年は、婚約・結婚の急増が予測されます。

 今回のブログでは、何故そうなるのか についてお話したいと思います。

 震災後、女友達から男性に、「久しぶりメール」が増えているといいます。その内容は 「地震大丈夫だった?」 「久しぶりに会わない?」 という電話やメール。

  この度の「東日本大震災」後は、飲食店をはじめデパート、レジャー施設、ホテル・旅館などのサービス業種はじめ、どの店もお客様は7割~半減、ヒドイところでは通常の3~2割営業という惨憺たる状況です。
 しかし、そんなご時世であるのに、大震災以降、大繁盛しているところがある。その一つが、結婚相談所。なんでも結婚相談所に会員登録する女性が急増しているというのです。

 あるジュエリー店の経営者がこう言っていました。
 「震災後、店の売り上げは落ちています。でも婚約指輪や結婚指輪だけは話が別。高いものより安いものがよく出るので売り上げ的にはあまり変わりませんが、売れる数だけなら、前年よりかなり多いですね。
 実は16年前、阪神大震災の後も、ブライダル関連の商品がよく売れたんです」

 私がニューヨークにいた時に起こった、9・11同時テロの時も、直後から、アメリカでは結婚相手の紹介所に、申込者が殺到しました。(ペットを飼い始める人も急増した)

 では何故、テロや大震災の後は 婚約・結婚が多いのか?

 それは、それまで女性がキャリア志向であったり、経済的なメリットがないなら結婚はわずらわしいだけ、実家暮らしのほうが気楽~ なんて思っていたり、あるいは、愛する人がなかなか現れないので1人でいいや・・・という気持ちだったのが、大震災の経験後、同僚や友人が、夫や子供は大丈夫かしら、と心配している所を目の当たりにし、私自身には、心配する人も、心配してくれる人もいないことに気が付く。

 そして私ってこのままでいいの? この先は孤独死・・・、そんなのいや~。

 という訳で、結婚したい~!となる。
 そうなると、前にフッてしまったけど、私のことを絶対守ってくれると言っていたAさんとか、経済的にかなりにゆとりがあったBさんなどまで、全部、結婚相手として再考する対象になる、という訳です。

 ●「吊り橋効果」で異性を好きになる?

 そしてもう一つは、 心理学で、「吊り橋効果」と言われる現象です。

 これは1970年代に、カナダの心理学者ダットンとアロンによって提唱された学説。

 独身男性を2つのグループに分け、一方には「不安定な吊り橋」を渡らせ、もう一方には「安定した吊り橋」を渡らせた。

 その際、どちらの橋の中央でも、若くて魅了的な女性(どちらも同一人物)に声をかけさせた。
 そして、最後に「連絡を下さい」と女性から男性に電話番号を渡し、男性から連絡があるかどうかを調べたのでした。

 するとその結果、安定した橋のグループで女性に電話をかけてきたのは わずか12%ほどだったのに対し、揺れる橋のグループで電話をかけてきた男性は約半数にも上がったという。

 この現象を、臨床心理士の矢幡洋氏は次のように説明しています。
 「危険な場所にいることによる生理的な興奮状態を、女性の魅力でときめいたのだと勘違いしてしまったのです」

 なるほど~。

 これと同様に、震災下でも、女性、男性のどちらも、地震に対する不安で通常より興奮状態にある為、その興奮を意中の女性、男性にときめいたと(心の奥で)解釈してしまうという訳です。

 という事は、結婚したがっていた独身男女の皆さん~!
 今年の日本は、ずっと大きく揺れています。日本の国全体が、不安定な吊り橋状態。また、日本経済も不安定で自身の仕事の将来も怖~い吊り橋状態。

 こんな時期に、独身者は思い切って 気になっていた彼や彼女にメールや電話で、寂しがっていたり、不安定な吊り橋状態にいる相手に大接近し、婚約・結婚を決めてしまいましょう~!

 今日の更新時間・・・22:29分。

(今日私は、近所の歯科クリニックに行き、歯のクリーニングをしてきました~。半年に一度の私の習慣です。)

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