2016/1/4
今年は十二支が未から申へ移行その十二支のお話

 十二支のお話

 今年の十二支(にゅうにし)は、昨年の未(ひつじ)から → 申(さる)へ移りました。
 その為、今年は申年(さるどし)、という事になります。

 そこで今日は、この十二支のお話です。

 ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、知らない方はもちろん、小さなお子さんに話してあげると、喜んでもらえるお話だと思いますので、ご紹介します。

  十二支の順番はこうして出来た(物語から)

 十二支は、12年周期で各動物が担当します。

 順番は…子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥

 分かり易く書くと、 鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪

 読み方は、ねー、うし、とら、うー、たつ、みー、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、いー です。

 元々、この順番には言い伝えがあり、次のとおりです。

  動物たちの大レース

 ずーっと昔の事です。
 ある年の暮れに、神様が動物たちに、こうおっしゃった。

「お前たち、元日の朝、ワシの所まで新年の挨拶においで。
 一着の者から十二着の者まで、その順番に、各年の主役にしてあげよう」

動物たちは、それぞれ支度をして、元日のレースが始るのを待ったのですね。

 さて元日のレースですが、足の遅い牛は、
 「おら、かけっこはニガ手だべな~。そんで・・・」

 と、前夜からノシノシと歩き始めたのでした。

 それを見ていたネズミは、ポンと牛の背中に飛び乗って、ちゃっかりスタート。
 (牛はネズミに気が付きません)

 それで、牛が神様の御殿に近付いてみると、まだ誰も来ていない。

 「おらが一番か~、ウシウシ」
 と思っていると、門が開いた。

 すると、牛の背中に居たネズミがピョンと飛び込んで一着に。
 続いて牛がゴールイン。

 その後、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪 の順で着いた。

  ネコはどうなったか?

 ところでネコはどうなったかというと、神様のところに行く日を、すっかり忘れてしまったので、年末に、ねずみに尋ねたんですね。

 すると、ねずみはわざと「1月2日だよ」、とウソをつきました。

 すっかり信じたネコは、元日のレースに参加できず、翌日(2日)に到着して、番外になってしまったのでした。
 それで腹を立てたネコは、今も、ネズミを追っかけ回している、という訳です。

 その他、猿と犬は不仲(犬猿〈けんえん〉の仲)なので、そのレース当日も途中でケンカをした。
 それで見ていた鶏が仲裁に入って、猿、鶏、犬と、間に鶏がいる事になった、という。

 という事で、十二支のお話でした。

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