2010/06/30
 人間、頭を打って吹っ切れないと、変わらない

 ベスト16位で終了した、今回のサッカーW杯。
 日本代表チームのこの結果は、大会前には、日本のみならず世界のマスコミが予想だにしなかった好成績でした。

 日本代表チームも頼もしくなりましたね~! 全員が日の丸を胸に一丸となって戦い、感動しました。

 ところで、日本から見て西南60度の、南アフリカ(大凶方位)での試合のため、本来は、実力発揮率が3割減(凶方位ー1割減。大凶方位ー2~3割減)になっていた所です。

 それが、ヨーロッパのチームで活躍する本田、松井、長谷部という(凶方位の影響を受けない)海外組みが中心で活躍できる布陣で最終的に固めた為、日本チームは、俄然強い運気になりました。(詳しい説明は以前話しましたので、省略)

 でも、この本田選手をトップに持ってくる布陣には、岡田監督は最後の最後まで反対していました。

 つまり、本田選手をあくまで中央に置いて戦うシステム・・の観念から、超えられなかった・・。

 その事について、岡田監督の友人が語っています。

   「一発かます」実現…岡田監督、吹っ切れ采配

 サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で25日、決勝トーナメント進出を決めた日本代表。

 頼もしい選手たちとともに岡田武史監督(53)の采配(さいはい)への評価も急上昇している。国際試合に負け続け、一時は厳しい批判にさらされた「岡ちゃん」はデンマークを撃破したこの日、勇ましいガッツポーズを何度も見せた。

・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・

 この大一番を「大ばくちを打ち、よく勝ってくれた」と評するのは、同じ大阪育ちで高校時代からの友人の塩田龍彦さん(54)。ユース代表で知り合い、堺市のサッカー施設に勤める塩田さんは3月、岡田監督と食事をする機会があった。その時から、ずいぶん悩んだ様子だったという。
 「頑張れや」と声をかけると黙ってうなずいたが、「かなり思い詰めたような表情だった」と振り返る。

  しかしその後、事態はもっと深刻になる。テストマッチで4連敗し、指揮官への批判が起こった。「岡ちゃん不合格」。サポーターたちがそんな横断幕を掲げた。
 塩田さんはW杯初戦のカメルーン戦で、岡田監督がそれまでの戦略を捨て、先発の顔ぶれを一変させたことに驚く。「昔から他人が何を言うても貫き通す男だったが、ここまでやるとは。4連敗があったからこそ吹っ切れたのではないか」

・・・・・・・・・・・・・後略・・・・・・・・・・・・・

(2010年6月26日03時08分 読売新聞)

 4連敗は、岡田監督にとって本当に良かった!
 人間、頭を打って吹っ切れないと、変わらない、のです。

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