人は幸せにならなくてはいけない
●一見 不条理に見えるが、これが真実
「人は幸せになる権利がある」、とよく言いますが、それは間違いです。
人に頼っているからです。
正しくは、「人は幸せになる義務がある」、これが本当です。
言い換えれば、「人は幸せにならなくてはいけない」 という事。
(権利は、義務を果たして、初めて持つことができます)
それをチョッと説明してみましょう。
例えばこういう事です。
夫がとんでもないヒドイ男で、酒を飲んじゃ暴れるわ、浮気はするわ、ギャンブルに行って金は使うわ、仕事はテキトウで稼ぎはないわで、もう最低である。でも夫本人はストレスがないので、元気で長生した。
一方、人柄のいい妻の方は その夫の為に、傷つき、人生を台無しにされ、収入を得る為に遅くまで働き、無理をして体を壊し、心を苦しめ、病気になり、不幸な一生を送り、若死にした・・。
こういうケースは結構あります。
こうした一見不条理な事が、この世ではよくあるのですね。
●今 幸せかどうかが一番大切
ある有名なサイキック(霊能者)が、この様なケースについて、次のように言っていました。
「西谷さん、こんな場合ですが、ひどいメチャクチャな夫はストレスがないので、意外に心はスッキリしていて 死後、まあまあの霊界に行き、一方 妻の方は、毎日苦しい、辛い、悲しい、憎い・・・という生前の心(悪想念)のままに死後(=心の世界)は地獄に行っている」、って。
皆さん、それって不条理と思いませんか? でもそれが事実なのです。
最低の夫は地獄に行くべきなのに、普通の世界に行き、一方、いい人だった妻の方は、夫のせいで 苦しんだ挙句、それ(夫)より下の地獄に行っている なんて。
でも確かに自分の心を不幸にして生前生きたので、心のままに 死後の世界(=心の世界)は地獄に行くという訳です。
それが現実です。
それが分かったら、私たちは考え方、生き方を変えなくてなりません。
あなたが今、どんなに大変な状況にあっても、(例えば 結婚生活でも、仕事でも、奉仕であっても)苦しい辛いという思いだけでやったら(やり続けたら)ダメ、という事です。
何故なら、その苦の心は地獄に通じているから、死後は地獄に行ってしまう。
ですから、あなたが どんな不幸な運命に遭遇し、ヒドイ環境に置かれたとしても、あなたは絶対に自分で自分を不幸にしてはダメ。
何が何でも、自分で自分を幸せにしなくてはダメ なのです。
●どんな環境の中でも、あなたは幸せにならなくてはならない
あなたは、大失恋しても、災難に遭遇したり 仕事やお金がなくても、またパートナーが最低であっても、いつまでも苦しんでいてはダメ。自分を苦しめてはダメ。
自分は自分、心まで他に左右されてはなりません。
ただし、やせ我慢はいけません。悲しい時には思いっきり泣くのもいいでしょう。スッキリします。
そして気持ちを切り替えて下さい。
あなたは自分で自分を幸せにする生き方を発見し、幸せになる考え方の工夫をして、絶対に、絶対に、幸せにならなくちゃダメなのです。
例えば、こんな幸せになる方法も有効です。
・どんなに多忙であっても、上手く休みを取って心を元気にする。
・お化粧をして心を明るくさせたり、オシャレをして心を高揚させる。
・美味しいものを食べて幸せを味わう。
・未来の幸せをイメージする。
・自分に対して、言葉にして誉める~(自画自賛ですね)。
・本を読んだり、好きな音楽を聴いたりなど、大好きな事をして 人生を楽しみ、幸せな気持ちを作る などなど。
そうして、自分を幸せにする。
何故それが大切かと言うと、
「人は、幸せになる為に生まれてきている」 からです。
ですから、それに沿う生き方をすればベストな人生となり、それに反する生き方をすれば不幸な人生になる、という訳です。
という事で今日は、<人は幸せにならなければいけない> というお話でした。
P.S.ただし、心の苦楽とは別に、人や国の為に行う行為は大いに徳が積まれるので、それが加算され、結果が上記の通りではない事を追記しておきます。 でも行う心の状態が大切なのは同じ。