2016/1/22
下手くそな人が、その道で大成する方法
「下手くそな人が大成した」、という話に興味が湧く
今日、書店で 「下手くそ」 なるタイトルの本を見付けました。
著者は、プロサッカー選手/中澤佑二選手でした。
上手い人が成功した、という話は、あまり興味がありません。
しかし、下手くそだった人が大成した、という話には、とても興味が湧きました。
それで手に取りました。
*中澤佑二・・・1978年、埼玉県生まれ。1997年にヴェルディ川崎(減東京ヴェルディ)に練習生として入団。
1999年に同クラブとプロ契約。2000年、シドニー五輪代表では全試合に出場しベスト8進出に貢献。
マリノスへ移籍。2003年、2004年にJリーグ連覇に貢献。
2004年度のJリーグMVPを受賞。
日本代表では、チームの中心選手として活躍し、2006年ドイツW杯、2010年南アフリカW杯へ出場。
小・中・高校と、ずっと目立たない平均以下の選手だった
読んでみると、こんな内容でした。
「僕ほどサッカーが下手くそだったプロ選手は、おそらくいないだろう。
小学校、中学校、高校と、まったく目立たない、平均以下の選手だった。
(強豪校の出身でもなく、全国大会の出場経験もない、地域の選抜チームに入った事も、国体の出場歴もない)
そんな僕がJリーグに入り、日本代表に選ばれ、ワールドカップに出場するような選手になるなんて、当時の僕を知る人は、きっと誰もが想像すらつかなかったことだろう。
どこにもいるような平凡なサッカー少年が、なぜ、プロという夢の舞台に立つことができたのか・・・」
その答えの一つとして、彼は、こんな話をしている。
継続は力
「どんな才能より尊い、10年継続の力」 という章で、彼はこんな事を語っています。
「『継続は力なり』、『努力に勝る天才なし』
そんなことわざがあるけれど、『継続できること』『努力を続けられること』は、どんな才能よりも尊いものだと、僕は痛感している」
では、どれぐらい継続すれば・・・という事で彼は、
「それはズバリ10年、僕の過去を振り返ると、大きな区切りとなる目標を達成するまでに、いつもだいたい10年の期間を要していた」
そう語っています。
中澤選手の体験
具体例として、彼が挙げたのは次の体験談です。
<体験1.プロサッカー選手への夢>
「まず、僕がサッカー選手になりたいと思ったのは、サッカーに取り組みはじめた小学校6年生のときであり、年齢でいうと、11歳だった。
そして、実際にヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ))でプロデビューしたのが、21歳のとき。
夢を実現するまでに丸10年かかったことになる。
<体験2.ワールドカップにキャプテンとして出場する夢>
もう一つは、僕が高校の卒業文集に、
「ワールドカップにキャプテンとして出る」
と記したのが高校3年生の、18歳のとき。
そして、初めてワールドカップのピッチに立てたのは2006年のドイツ大回のときで、当時28歳。
グループリーグの最終戦となったブラジル戦で、出場停止となった宮本恒靖さんに変わって、キャプテンマークをつけてプレーした。
こちらも、ちょうど10年の歳月を経たすえに、夢が叶っている」
初めは荒唐無稽な夢だった
そして、更に中澤選手の話を続けます。
「いずれも最初の時点では、荒唐無稽な夢だった。
実際、小学校6年生でサッカー選手になりたいと思った後も、その後の2、3年は本気になれなかったし、競技をやめる危機を迎えた時期もあった。
そんな僕が唯一誇れる点は、山あり谷ありの中でも、決してサッカーから離れなかったこと。グランドに通い続けたこと・・・・・後略・・・・・」
10年努力を続ければ、夢は叶う
という事で、私(西谷)はこれまでにも、
「人は10年努力を継続すれば、大運を掴む」、と述べてきました。
<10年という歳月は、運命を根底から大きく変える> 偉大なパワーを持っています。
ですから皆さん、10年努力を続ければ、たいていの夢は叶います。
やってみて下さい。
*「人は10年の努力で大運を掴む」、という話は、
『時間を上手く使える人、使えない人』(西谷泰人 著 創文刊) で詳しくお話ししています。
ご参照ください。
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