2011/11/07
一見 不幸と見えることの中に、
幸運があることもよくある
●事故に遭ったことで、病気を発見する
昨日、『プロ手相家養成スクール』を卒業生したK子さん(40歳)から伺った話です。
先日 彼女のお兄さん(43歳)が、車の運転中に、自転車で車道に勢いよく飛び出してきたおじさんを撥(は)ねてしまった、という事故を起こしたそうです。
で、そのおじさんは病院に救急車で運ばれ、入院の際に精密検査を受けたところ、骨折と同時に、ナントすい臓がん が見つかったというのです。
すい臓がん はなかなか症状が出ない癌です。大抵は体調不調で病院に行った時には、末期がんで手遅れ・・、というパターンが多い。
このおじさんの場合も、あと3ヶ月ぐらい、このまま生活していたら手遅れになっていた・・、という状態の癌だったそうです。
それが今回の事故により、精密検査の機会を得て早期発見が出来、手術を無事に済ませたそうです。運のいい人ですね。
そのおじさんは、一人暮らしの方で、病院にも健康診断にも行った事がない、という人だとか。
それが事故に遭ったお陰で、おじさんは命拾い。
今では、K子さんのお兄さんは、撥ねたおじさんから とっても感謝されているそうです。
それで事故後の話し合いも、円満に解決。
更にそれだけではなく このおじさん、K子さんのお兄さんを とても頼りになさっているとか。
というのは、おじさんの入院している病院にお兄さんは何度も行き、なかば身内の付き添いのようになっているから とか。
何か縁を感じますね。
●怪我の功名
今日のような話は、「怪我の功名」というものです。
*怪我の功名・・・(けがのこうみょう)災難に遭ったり、失敗したと思ったことが、意外にもよい結果 になること。
辞書にある使用例、あの娘にフラれてよかったよ、こんな素敵な人と出会えたから。「怪我の巧妙」だね。
皆さんも今後、何か悪い出来事が起こったら、何かいい事もあるかも・・ そう思って探してみて下さい。
「怪我の功名」 きっとあると思います。