2010/07/08
 ヒドイ占い師シリーズ・・・
これもあきれる程ヒドイですね

 今日、長野県から鑑定にいらっしゃった女性S子さん(36歳)は、鑑定の順番が来て私の前に座るなり、次のような占い師による手相の体験談をお話しになりました。

 それによると、彼女は18歳の時に、長野である占い師のおばさんに手相を見てもらったそうです。

 それで、次のように言われたとか。

 「これはヒドイ手相だ。あなたは望まれなくて生まれてきたわね」

 「それからこれ、この相は、男を滅ぼすのよー!」

 もう聞きたくないヒドイ言葉の連続に、S子さんはビックリし、あと何を言われたか覚えていないと言います。
 ただ、その後も、いかに悪い手相かを、その女性占い師は言い続けていたとか。

 うら若き18歳の乙女に、よくもまあ、そんな事を言えますよね。

 S子さんは、もう20年近くも経つのに、その時ヒドイことを言った占い師のおばさんの、上目使いの怖い顔をハッキリ覚えているそうです。

 そして数年後に、キライになった手相ではあるけれど、何とか救いを求めて、京都で手相を見てもらったそうです。するとまた、

 「う・・・、あなたの手相、あまりにも悪いから、自分でなくて私の大先生に見てもらわないとダメだわ」

 と言われたとか。

 「私の手相、いい所は無いんですか?」(S子さん)

 という質問にも、「ヒドイ手相・・・」 と言うばかりだったそうです。

 そんなこんなで、大嫌いな手相だけど、先日、書店の占いコーナーで、何か手相の本に開運の方法が載っていないかと探すS子さんでした。

 そのときに、私の『流年手相術』(創文刊)に出会ったのでした。

 「この本には開運法が書いてある」

 それで、早速購入して、手相鑑定を申し込んだという訳です。

 ところで私は、彼女の話をお聞きし、鑑定前にそこまで言われると、逆にどんなヒドイ手相か・・と、好奇心を駆り立てられました。

 占い師が絶句するようなヒドイ手相・・。ぜひ一度見てみたいものだ・・。
 で、私が手相を拝見すると、

 「な~んだ、悪くないじゃないの」(西谷の第一声~)

 確かに数多く手相を見ていない手相家には、一見ヒドイように見えるかもしれませんが、総合的に見て、全然悪くない。良い相も幾つかあり、むしろいい手相の部類でした。
  (彼女の未来の幸運期もお教えしました)

 私の鑑定後、S子さんは こうおっしゃった。

 「来て本当に良かったです。ずっと半分人生を諦(あきら)めていましたから・・・」

 ヒドイ占い師は、きっと今日も、多くの人を傷つけているんでしょうね。
皆さん、気を付けてください。

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