2015/5/04
どんな境遇にあっても、夢や希望を叶える人がいる

  私の幼少時代の話

 昨日の鑑定日記で、「どんな環境にあっても、“気持ち次第” で幸運は掴むことが出来る」、 というお話をしました。

 今日は、その話しで思い出した、私の子供の頃に、実家の隣に住んでいらっしゃった「Aさん一家」のお話です。

  隣の家は、4畳半のスペースに4人家族

 私の実家のお隣だった「Aさんご一家」は、とても貧しい家でした。

 というのは、1軒屋とはいえ、玄関に1畳半ほどの土間のスペースと、4畳半の部屋+押入れ、そして1畳ほどの土間(台所)、プラス庭という家でした。
 それも、かなり古い建物でした。

 その4畳半+押入れのスペースに、家財道具一切があり、50年ほど前の時点で、4人(父と母いずれも当時40歳ぐらい、そして小学生の兄と弟) が暮らしていらっしゃいました。
 長男のMさんは、私より2つ年上で、弟のKさんが、私より2つ年下でした。

 お父様の職業は知りませんでしたが、お母様は朝から晩まで工場勤めをしていらっしゃいました。

 それでお隣の家は、4畳半のスペースに4人暮ですから、ほとんど身動きが取れなかったと思います。
 (Aさん一家は、私が小・中学校時代まで隣で暮らし、その後引っ越し)

  長男のMさん、猛烈に勉強を始める

 そんな環境の中、隣のお兄さんは、小学校時代から猛烈に勉強を始めたのですね。

 自分が頑張って、「貧乏から脱却したい・・・」、「父と母に楽をさせてあげたい・・・」と思ったのかどうかは、全然わかりません。

 小学校時代から、学校から帰ると、誰もいない4畳半の中で、ひたすら机に向かって勉強をしていたそうです。
 一方、弟のKさんは、毎日夕食の時間まで外で遊んでいました。(私ともよく遊んだ)

  4畳半の生活を覗くと・・・

 そのAさん宅では、夕方5時半になると、4畳半の部屋の中で、家族が大きな音でテレビを観ている。
 そして夜10時頃まで、テレビはつけっ放しだったと思います。
 家族の会話も、普通に飛び交っています。笑い声も聞こえます。

 その横でMさんは、夜まで机に向かってひたすら勉強を続けていました。
 音(テレビ音や話し声)だけではありません。今から50年前ですから、冷暖房なんてありませんから、夏場はそれは暑かったと思います。

 そんな中で、Mさんの成績は、小・中(高校以降のことは、引越しされたのでよく知りません)、とトップクラス。
 そして、ストレートで大阪大学に合格したと、後にお母様から伺いました。

  気持ち次第で、運命は良くできる

 私の年代の人は、よく、
 「当時にもし冷暖房があったなら、もっと成績は良かっただろうに・・・」 なんて言いますが、このMお兄さんの事を考えると、違いますね。

 どんな境遇にあっても、夢や希望を叶える人がいる。
 勉強でも何でも、「する人はするし、しない人はしない」、と思いました。

 という事で皆さん、状況は厳しくても環境に負けず、夢や希望を達成しようではありませんか!

 *鑑定日記の感想や、新刊の情報をくださる方は、
 sobunnep@za.wakwak.comまでお送りください。
 お待ちしています!

TOPページ